高尾山口駅8:15~稲荷山コース入り口8:25~稲荷山展望台9:05/15~5号路分岐9:50~一丁平10:45/11:00~小仏城山11:20/12:15~高尾山13:20/14:05~高尾山駅14:40=(高尾山ケーブル)=清滝駅14:55~高尾山口駅15:05
12日、藤沢付近に上陸した台風19号は、首都圏を北上し甲信や東北地方に記録的な大雨をもたらせました。神奈川では城山ダムの緊急放水のニュースが流れ、相模原で土砂崩れ、多摩川では浸水の被害などがありました。千曲川や那珂川、阿武隈川などでは堤防が決壊し浸水や土砂崩れなど大きな被害のニュースが流れています。
中央道も八王子大月間で土砂崩れのため通行止めになっていましたが19日には復旧、徐々に復興のニュースも聞こえています。
久しぶりの晴れ間、ケーブルカーも運転していると言う高尾山を目指すことにしました。たどり着いた高尾山口近くの駐車場に車を停め高尾山口駅に向かいます。
この周辺も南浅川の支流、案内川が越水したようで高尾山口の駅前にも泥水の跡が残っていました。
駅前の登山コース案内では通行できるのは稲荷山コース、1号路と4号路、5号路だけ、予定していた病院裏コースは通行止めになっています。
清滝駅近くの稲荷山コース入り口はたくさんの人です。1号路が登りに利用できないので多くのハイカーがここから山頂を目指すようです。
樹林帯の中を登って行く細い登山道にはたくさんのハイカーの行列、トレランの若者が足早に追い抜いていきます。1号路の休日は観光客などで賑わうところですが、稲荷山コースの登りでの長い行列はあまりないようです。
稲荷山展望台からは都心のビル群の先に筑波山が見えています。湿度はかなり高いようですが昨日までの雨で空気が綺麗になっているのでしょう。
やがて緩やかに登る稲荷山コースは高尾山の山頂を巻く5号路へ、さらに紅葉台の巻き道をこえると一丁平にたどり着きます。展望台の先には丹沢の山並み、蛭ヶ岳から続く稜線は雲に覆われ富士山はその姿を見せてくれません。
さらに緩やかに木の階段を登って行くと城山の山頂です。たくさんの人がベンチに腰を下ろしお弁当を広げています。日影林道が通行止めになっているようで2つある山小屋は休日にもかかわらず店を開けていませんでした。
少し怖そな天狗のお面がある山頂からは展望が広がります。城山から続く稜線の先には都心のビル群が広がっていました。
山頂から小仏峠方面への道を下って行く人、日影沢林道を下って行く人も何人かいるようです。ネットで確認してみると小仏バスから高尾駅へのバスは21日まで運休とか、高尾駅まで歩くとかなり時間がかかりそうです。台風の爪痕はまだ山の彼方此方に残っているようです。
我々は往路を戻ることにしました。すでにお昼を過ぎていますが山頂を目指し息を切らせながら登ってくる人も多いようです。
紅葉台は巻き道をたどり高尾山下へ、急な石段を登って行くと高尾山の山頂にたどり着きました。休日と言うこともあり山頂はたくさんおハイカーで賑わっています。学校などの遠足はないようですが相変わらずたくさんの人で賑わう山頂です。
ビジターセンターで確認してみましたが1号路以外に利用できるのは稲荷山コースだけ、病院裏コースは復旧作業に影響がでるようで通行しないでほしいとのことです。と言うことでたくさんにハイカーの流れに急かれるように薬王院を目指して下って行きます。
薬王院からは杉木立の参道をケーブルカーの山頂駅へ下って行きます。参道の途中には斜面が崩壊したところもあり杉苗奉納板が土砂に押し流されブルーシートが掛けられていました。倒木などは見当たらないようですがこの付近にも台風の爪痕が残っているようです。
たどり着いたケーブルカーの清滝駅はたくさんの人で賑わっています。台風通過直後、いち早くケーブルカーなどの交通機関が復旧したことは地域の人々の生活にも大きく寄与しているのでしょう。
今回の台風で被災された地域が一日でも早く復旧することを願わずにはいられません。