高尾駅南口8:25~高尾天神8:40/45~初沢山9:00/05~No37鉄塔10:00/05~八方台10:20~草戸山10:45/12:00~拓大分岐12:20~四辻13:15/20~金比羅宮14:20/25~高尾駅14:50
今年一番の寒波で日本海側や東北では激しい雪、関東北部でも雪が積もると言います。山の会の仲間と高川山の山行を予定していましたが予定を変更して東高尾山稜の草戸山へのお雑煮とお汁粉山行にしました。
集合は高尾駅の南口です。登山口は大きな仏塔が建つみころも霊園の側から始めります。急な石段を登ると大きな菅原道真像が見下ろす高尾天神にたどり着きました。
ここから冬枯れの雑木林を緩やかに登って行きます。たどり着いた小さな頂は初沢山です。山頂からは蛭ヶ岳から姫次、黍殻山など丹沢の山が白い雪を被っていました。
現地の案内板によるとこの頂は室町時代の山城があったところ、室町末期から鎌倉初めにかけこの地に勢力を得ていた横山氏の庶流、椚田氏の末裔の山城とか、山頂周辺には堀切跡も残っているようです。
登山道は給水塔の脇から住宅地の中に下って行きます。ここから拓殖大西尾根コースと呼ばれる雑木林の道を登って行くことになりますが登り口は公園の植え込みの側、小さな道標があるだけで判り難いところでした。
左手に拓殖大学のグランドが見え隠れする道は電気柵の脇をゆるやかに登って行きます。No37の送電塔の下を越えわずかに登ると八方台の私製山頂標識がある小さなコブの上です。
八方台の先は東高尾山稜コースの道を合わせる拓大分岐です。ネット上ではこの分岐も草戸峠と記述しているものも多いようです。
しばらく登ると道標に草戸峠と書かれたコブです。ここからは大地沢へと下る道が分かれているようです。
小さく下り登り返すと東屋が建つ草戸山です。目の前には城山湖の湖面を見下ろすことができるところで城山湖方面から登ってくる人や南高尾山稜を縦走してくる人も多いようです。
少し寒いようですがベンチに腰を下ろしお雑煮とお汁粉にしました。気温はかなり下がっているようでコッヘルはなかなか熱くなりませんでした。今日のような天候では寒冷地用のガスカートリッジが必要なようです。
草戸山からは四辻を目指して下ることになります。
拓大分岐からは東高尾山稜コースを四辻へと下って行きます。思いのほかアップダウンの多いところで重くなったお腹には少し疲れるところです。
四辻で高尾山口方面に下る道を右に分けます。小さく登った稜線は伐採で視界が開け新宿のビル群の先にスカイツリーが見えています。左手には佐野周辺の大平山などの低い稜線、切れ落ちた岩峰は東日本大震災ののち崩壊したという岩舟山のようです。
小さなアップダウンを繰り返した登山道は初沢の住宅地へ、ここから暗い林の中を登ると浅川金比羅宮の石鳥居です。急な石段を登って行くと狭い境内に金比羅宮の神殿が建っています。地元の氏神のようで境内の掲示板には「浅川こんぴらだより」と題された案内も張られていました。
落ち葉が降る積もる急な参道を下って行きます。たどり着いた参道の入り口は浅川中学の側です。
300mほどの低い尾根歩きでしたが小さなアップダウンも多く思いのほか歩きごたえのあるコースでした。高尾駅へは住宅地の舗装道路を20分ほどの道程でした。