日影沢8:25~P446m9:15/30~小仏城山11:00/45~大垂水峠の沢12:45/13:05~大平林道大垂水分岐13:25/35~もみじ台巻き道の東屋14:10/25~六号路分岐14:40/45~琵琶滝15:50~清滝駅16:10/15~高尾山口駅16:20
ベニバナヤマシャクヤクはヤマシャクヤクの近隣種で環境省のレッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
淡紅色の美しい花は園芸価値が高く盗掘の対象となったこともあり近郊の山では見ることはきわめて稀と言われています。
山の仲間とベニバナヤマシャクヤクを探しに小仏城山への山行です。たどり着いた高尾山駅のバス停には小仏峠と向かうたくさんのハイカーの行列ができていました。
たどり着いた日影のバス停からは日影沢入り口へ、林道沿いの駐車スペースにはたくさんの車が止まっていました。前日の雨で水量が増した沢を渡ると雑木林の登りが始まります。最近の地形図によると城山北東尾根に破線の道が追加されたこともあり、ここから小仏城山を目指すをハイカーも多くなっているようです。
日影乗鞍から杉林を小さく下り登り返すと左手から登ってくる日影林道です。左手は視界が開けて青空の下に丹沢周辺の山々が見えていました。
たどり着いた小仏城山の山頂はたくさん人で賑わっています。多少早いがお弁当を広げる人、気温がかなり高くなっているようで名物のかき氷には行列もできていました。
晴れ渡った青空の下高尾山へと続く尾根道、霞んだ都心のビル群や横浜のランドマークも見え隠れしているようでした。
小仏城山からは関東ふれあいの道を大垂水峠へ下ることにします。長い木の階段を登って来るハイカー、高尾山からの道に比べれば少ないものの思いのほか多くの人が登ってきているようです。
大平林道を左に分け、春日山を超えると沢へと下って行く急坂です。ここで出会ったトレランの若者、高尾山から陣馬山を折り返しこれから南高尾山稜へ向かうとか、なかなか頼もしいものです。
大垂水峠で南高尾山稜への道を分け緩やかに登り返すと大平林道の分岐です。ここからは六号路を目指します。
たどり着いた五号路は高尾山の直下、この時間もまだ急な階段を登って来るハイカーが多くいます。長い木の階段を下ると程なく六号路です。小さな流れの中を下る道沿いにまだシャガの花が咲いていました。
大山橋近くにセッコクの花が咲いているようでしたがなかなか見つけることができません。しばらく下ると高い杉の幹に白い花が咲いていました。コンデジの望遠ではなかなかピントを合わせるのは難いようです。
この時間になっても山頂を目指すハイカーが目立ちます。軽装のハイカーのほか大きなザックを担いだハイカーも何人か、高尾山ケーブルカーの山頂駅にビール園が開業されているようで、夜景を楽しみながら一杯と言う人もいるのでしょう。
琵琶滝を越えしばらく下ると高尾病院の駐車場、たくさんの人で賑わうケーブルカーの清滝駅は目の前でした。
ベニバナヤマシャクヤクを探しに訪れた小仏城山、開花して3日ほどということもありなかなか出会うことは難しいようです。
今回は2ヶ所で薄紅色の花に出会うことができました。また小仏城山直下には白いヤマシャクヤクが咲いているところがあるようです。たくさんの踏み跡ができていましたがすでに花の時期は終わり緑の種子ができていました。
近くにはエビネの大きな株、珍しいスズムシソウも見付けることができます。花の形が鈴虫に見えることから名付けられてと言いますが面白い形をしたものです。
たくさんの人が訪れる高尾山はまた花の宝庫、でも季節により見ることができる花は色々あります。また花が咲いている場所も色々、それだけ多くの魅力がある山と言うことなのでしょう。