日影沢8:50~573m送電鉄塔10:00/15~小仏城山10:50/11:25~高尾山下12:30/35~いろはの森日影沢分岐12:50/13:00~日影沢13:40
この時期、高尾山の周辺は春の花に出会えることができるところです。一丁平周辺のヤマザクラやミツバツツジ、高尾山周辺に咲くスミレなど春の花が咲き競う登山道はたくさんのハイカーで賑わっています。
日影沢はタカオスミレの咲くところです。茶褐色の葉を付けるこのスミレは高尾山で最初に発見されたことから名付けられたスミレとか。ヒカゲスミレの変種で日影沢の周辺には特に多く咲くと言います。
高尾山の山行はタカオスミレと一丁平付近に咲く桜の花を愛でる山行です。この時期、高尾山は春の花を目当てに訪れるハイカーで賑わうところです。
たどり着いた日影沢の駐車スペースは平日にも関わらずたくさんの車、ちょうど空いていた駐車スペースに車を停めることができました。
日影沢林道沿いには茶色の葉をしたタカオスミレが咲いています。今年は季節の流れが速かったと思っていましたが先週からは寒い日が続いています。タカオスミレもまだ咲き始めたばかり、ここに来て季節の流れも足踏みをしているようです。
タカオスミレやニリンソウ、ヨゴレネコノメソウの花などを眺めながら日影沢林道を登って行くと城山北東尾根の取り付きです。小さな沢を渡渉すると明るい雑木林の中の登りが始まります。
左手には高尾山の稜線、右手には中央道を挟んで高尾北尾根の稜線を眺めながら高度を上げていきます。若葉に包まれた山肌には彼方此方にヤマザクラの花灯りが灯り、今が高尾の春本番と言っているようです。
やがて登山道は送電鉄塔の下にたどり着きます。目の前は広く開け、青空の下に仏果山など丹沢前衛の山々が見えていました。さらにひと登りすると左手から日影沢林道を合わせパラボラアンテナがそびえる城山の山頂にたどり着きました。
たくさんの人であふれる城山からは丹沢の山並みの先に富士山、天狗の木彫りの先には高尾山の山頂が見えています。中高年のハイカーに交じり登ってきたのは工学院大学の中学校、高校の学生。競歩大会で高尾山から城山、景信山を通り小仏関所跡まで下るようです。広い山頂もお弁当を広げるハイカーで賑わっていました。
城山からは高尾山を目指して下って行くことにします。登山道わきには今を盛りに咲き競う桜の花、ヤマザクラのほかにはまだソメイヨシノも咲いているようです。富士山を一望できる一丁平付近ではお弁当を広げるハイカーも多いようでした。
紅葉台、高尾山の山頂は巻き道をたどると高尾山直下の大きなトイレです。ここからは道を左に折れ4号路を下って行きます。しばらく下るといろは学習の森の日影沢への分岐です。
ここを左に折れると賑やかだった人気も少なくなり良く踏まれたジグザグの道を下って行くようになります。この時間になっても日影沢から高尾山を目指して登ってくるハイカーもいるようです。やはり高尾山は気楽に登ることができる山ということがうかがえます。
たどり着いた林道はキャンプ場そばを通りやがて日影沢林道に、分岐にはいろはの森の案内板が立っていました。車を停めた駐車スペースは僅かに下ったところでした。