高尾山駅9:35~薬王院10:00/10~6号路分岐10:30/35~高尾山10:45/11:40~稲荷山コース分岐~稲荷山展望台12:20/40~清滝駅13:15/20~高尾599ミュージアム13:30
1年で一番寒いという大寒が始まったばかりですが連日寒い日が続いています。天気予報では都心でも朝はマイナスとなるとか、今年の冬は昨年に比べて寒い冬になるのでしょうか。
今日は高尾山ケーブルの高尾山駅から山頂への軽いハイキングです。ケーブルカーの滝本駅は平日にもかかわらずたくさんの人です。たどり着いた高尾山駅からは1号路を歩き始めます。
途中にあった切り株には福をもたらすという七福神、切り株神社に供えられたお賽銭は神変堂へ浄財として奉納しましたと書かれていました。
霊気満山の扁額が掲げられた山門をくぐると男坂と女坂、今回は急な階段がある男坂を登ることにします。
修行大師の石像が見守る階段の傍には百八の石の階段の案内板があります。「この石段は百八段あります。百八とは、人間の限りない悩みや苦しみの煩悩を意味するものです・・・」と書かれていました。
奉納杉の名前が掲げられた参道を進むと、高尾山の扁額を掲げる四天王門です。増長天、持国天、多聞天、広目天の仏教四大守護神の像が安置されています。
境内にはカラス天狗や修行大師堂、お守り授与所などがあります。ここでお札やお主守を求めていく参拝者も多いようです。
石段を上った先は朱塗りの薬王院本堂、浅間神社へと続いています。我々は大本坊の脇からふじ道を通り、5号路へと向かうことにします。秋には真っ赤な紅葉に包まれるところで、階段の登りもなく簡単に山頂を目指せるところです。
山頂直下をめぐる5号路から1号路のトイレ前へ、大きなトイレは山頂を目指す参拝客も合わせかなり賑わっています。トイレの水場には最近ネットなどにも登場する「やまご飯のすすめ」ポスターが張られていました。
たどり着いた山頂には十三州大展望台の標柱が建っています。ここから見えるのは駿河、甲斐、信濃、越後、上野、下野、常陸、上総、下総、安房、相模、伊豆、武蔵の国々の十三州とか、木の生い茂っている現在では越後や信濃、上野、下野の山々を見ることはできないでしょう。
展望台からは犬越え路の上に白い雪を被った富士山がそびえていました。
山頂の東屋で担ぎ上げてきた山ご飯です。
今日の食材はフィットチーネとサンマの缶詰、キャベツ、ピーマン、ブナシメジ、ニンニクと水菜、コンソメと塩コショウ味のパスタです。フライパン一つで調理できるためコッヘルも不要、食材なども軽くて済むのが便利です。
小さなガスとストーブをもっていきましたが、寒い山の上ではガスの火力が落ち調理に少し時間がかかってしまいました。
山頂からは都心の展望が広がっています。霞むビル群の中に見えるのはスカイツリーの尖塔、その手前は新宿のビル群のようです。右手には横浜のランドマークタワーが見えているようですが霞の中に溶け込んでいました。
山頂からは稲荷山コースを下ることにします。まだ時計は12時前、まだまだ山頂へと登ってくるハイカーが多いようです。
山頂を巻くように続く5号路から稲荷山コースへと下って行きます。このコースもまだまだ山頂を目指して登ってくる人が多いところです。良く整備された木の階段の道をしばらく下って行くと6号路への連絡道が右へと別れています。
ここからも良く整備されたハイキングコースが続いています。しばらく下ると稲荷山の山頂にたどり着きました。かつては東屋があったところですが現在はベンチだけが残っています。
ここからも新宿のビル群など都心の展望が広がっています。しかし左手は梢が邪魔をし、筑波山などの山々は見付けることができませでした。
稲荷山のベンチで一息を入れたのち良く整備された木の階段を下って行きます。思いのほか露岩が多い急な坂道で、登ってくる人は荒い息をつきながら登ってきます。
照葉樹の雑木林の道はやがて圏央道のトンネルの上を越え、回り込むように高尾山ケーブルの滝本駅へと下って行きます。
稲荷神社の小さな社の傍には赤い帽子を被った狐、これを超えると清滝駅は目の前でした。
今回はケーブルカーを利用し軽い高尾山のハイキング、体力的にも軽い山登りが足にも合うようになってきているようでした。