高尾山駅8:55~高尾山9:40/55~一丁平10:30/40~大垂水峠11:10~大洞山11:40/12:20~金比羅山12:30~展望台13:00/20~三沢峠14:10/20~梅ノ木平15:15~薬王院自動車祈祷殿15:35
藤沢の山仲間との山行は高尾山南稜です。関東ふれあいの道・湖のみちともなっているハイキングコースで、陽だまりの雑木林の中をたどる道はこの時期おすすめのコースの一つです。
薬王院の自動車祈祷殿に車を停め高尾山のケーブルカー駅へ、すでに紅葉が終わった高尾山は訪れる人もまばらです。
ケーブルカーの山頂駅から表参道を登って行きます。クリスマスが目の前と言うことあり参道の切株にはサンタクロース配送中と書かれた小さなクリスマスツリーが置いてありました。
晴れ渡った高尾山の山頂は閑散としています。展望台からは丹沢の山並みの先に富士山、滝子山の肩には白い雪を被った農鳥山から蝙蝠岳の稜線が見え隠れしていました。
モミジ平は巻き道をたどります。この斜面はシモバシラの氷の華ができるところですが気温が高いのか見付けることはできませんでした。
モミジ平の先で大垂水峠への道が分かれていますが崩壊のため通行止め、緩やかに続く木の階段を一丁平へと登って行くことにします。展望台に立つと青黒い丹沢の稜線の上に富士山がそびえていました。
一丁平からは大垂水峠への道を下って行きます。たどり着いた学習歩道の分岐、大垂水峠のバス停から登ってきたのか数名のグループが休憩しています。
大垂水峠を跨ぐ木橋を渡ると暗い林の中の登りが始まります。大洞山までは標高差で120mほどでしょうが思いのほかキツイ登りでした。
たどり着いた山頂は木立に覆われれ展望はありません。ここは高尾山南稜のほぼ中間地点、そろそろ梅ノ木平方面から高尾山南稜を登って来る若者も目立つようになります。
大洞山からは笹の斜面を金比羅山へと下って行きます。小さく登り返すとベンチが置かれた金比羅山の山頂にたどり着きました。手作りのベンチにはザック掛け、スマホで自撮りができるというスマホ台もありました。
木立の先には小仏城山へと続く稜線が見えているようですがそれほど展望が良いところではありません。梅ノ木平から登ってきたのか、熟年のパーティがコッヘルを出してお昼ご飯をしていました。
ここからは小さなアックダウンを拾いながらの尾根歩きです。中沢山など小さなピークにはそれぞれ巻き道が付けられています。道標も整備されて迷うこともなさそうです。
木漏れ日を浴びながら下って行く道はやがて見晴台にたどり着きました。ベンチが置かれここにもザック掛けがありました。
目の前は津久井湖、市街地の上に頭をもたげる三角形の頂は仙洞寺山、その左には津久井堂所山や南山の頂があるようです。
ここからも木漏れ日を浴びながら歩く心地良い雑木林の道です。しばらく歩くと西山峠です。ベンチにはチェーンソーで刻んだのか龍の彫刻、柱の上からは大きなフクロウが我々を見下ろしていました。
ここは入沢川沿いに下って行く道ですが道標には通行注意の案内が、細い木橋があるのかあまり人は歩いていないようです。
さらに小さなコブを超えると三沢峠です。まっすぐ進む道は草戸山を越え高尾山口駅へと続く道です。まだ暗くなるには早いものの歩行距離も10Kmを越えています。関東ふれあいの道をたどり梅ノ木平に下ることにしました。
三沢峠から僅かに下ると道は地元の車も通っているような山道になります。さらに下ると高尾グリーンセンターにたどり着きました。秋にはこの周辺にツチアケビが見られるところとか、高尾周辺は思いのほか多くの花に出会えるところです。
ここは森林体験の施設として宿泊などもできるところとか、夏は学校など子供連れで利用者も多いのでしょうが新型コロナのこの時期、駐車場も施錠され閑散としていました。
さらに下るとうかい竹亭です。ここは高尾の懐石料理のお店とか、平日のランチはリーズナブルな料金で懐石料理を賞味できると言います。しかじ15時までと言うことでは高尾山南稜を縦走した後では時間的には微妙なところです。ニリンソウやクマガイソウの咲く時期、西山峠一回りするという計画ならランチの時間に間に合わせることができそうです。
梅ノ木平からは国道20号線を高尾山口駅へ。歩程は15Km、5時間と言ったところです。高尾ケーブルカーを利用しましたがしっかり歩けたと感じられた山行でした。