京王高尾山口駅10:25~清滝駅10:30/40=(高尾登山鉄道)=高尾山駅10:45~薬王院11:10/40~高尾山12:00~展望台12:55~清滝駅13:20~京王高尾山口駅13:25
先週咲き始めた桜は都心では満開を迎えています。今年の桜は例年に比べ1週間は早いようで、昨日歩いた城山ダム周辺はすでに満開のサクラに包まれていました。今日はお花見を兼ねた軽いハイキングです。
高尾山口駅近くの駐車場は1日1,500円、観光地と言いながらぼったくりもいい所と感じるのは我々だけでしょうか。少し離れたコインパークに車を停め高尾山口に向かいます。
駅前はたくさんの家族連れや春休みの学生で賑わっていました。今を盛りに咲く桜の花の中を高尾山ケーブルで山頂駅に向かいます。日本一の傾斜と言われるケーブルカーの線路沿いにはミツバツツジも咲き始めていました。
薬王院へと続く参道はたくさんの観光客でにぎわっています。ミシュランに世界一登山者の多い山と紹介されるだけあって家族連れや若者などのほか海外から訪れた人も目立つようです。
薬王院では平日限定で精進料理が食べられるか。受け付けは11時から、予約も不要と言います。大本坊の玄関を入ると長い廊下の先に大きな食堂があります。観光客にも配慮しているのか椅子席になっていました。
天狗の面が掲げられ鴨居の上には食前の言葉、食後の言葉の額が掲げられていました。薬王院は真言宗智山派の寺院、禅宗では五観の偈と言ったところでしょう。
特別精進料理はお蕎麦と天婦羅、ごま豆腐、煮物など、作務衣着た方に聞いたところ出汁は昆布と野菜の皮などでとると言います。確かに精進料理は手間暇がかかるもののようです。
石段を登ると薬王院の本堂、さらに石段を登ると権現堂があります。その先は良く整備されたハイキングコースです。
広く開けた高尾山の山頂は十三州見晴らし台と呼ばれるところです。晴れていれば展望台から大きな富士山が見えるはずですが白く濁った春の空の下では丹沢の稜線さえも霞んでいました。
帰りは稲荷山コースを下ることにします。良く踏まれたハイキングコースは緩やかに清滝駅へと下って行きます。このコースは多くのハイカーが利用するコースで、若者や家族連れが登ってきます。最近山登りを始めたばかりなのか、真新しいウェアを着た若者も登っていました。
途中の展望台は八王子付近の街並みが目の前に広がるところです。この時期若葉色に包まれた山肌に薄いサクラの花が春の本番を教えてくれているようでした。
旭稲荷の小さな社から坂道を下って行くとケーブルカーの清滝駅です。ここからはたくさんの観光客と一緒に咲き誇るサクラの中を高尾山口駅に戻りました。