高尾山口駅9:00~貴布祢橋・クマガイソウ群生地9:55~丸太橋10/49/55~ニリンソウ群生地~西山峠11:20~龍の休憩所11:24/45~フクロウの休憩所12:25~三沢峠12:50~榎窪山12:50/13:05~草戸山13:24/14:16~草戸峠14:27~老人ホーム分岐14:32~梅ノ木平14:54~自動車祈願殿15:08
山の会の仲間との山行は西山峠のニリンソウとクマガイソウを訪ねるハイキングです。この時期の高尾山はたくさんの春の花が咲いています。
待ち合わせは京王線高尾山口駅です。何時もたくさんのハイカーで賑わうこの駅、駅前から国道20号線を歩いて行く人も数組、我々と同じように西山峠のニリンソウを目指すグループのようです。
高尾山インターの高架橋、梅ノ木平を超えると貴布祢橋です。橋を渡るとクマガイソウの群生地です。早かった桜の花が咲いてからは少し寒そうな日が続き、クマガイソウの開花が気になったっていましたがまさに満開を向かえようとしています。武者が背負う母衣に見立てられた大きな袋を付けた花が斜面に咲いていました。
ここから暫くは春の花を眺めながらの林道歩きです。お馴染みのムラサキハナナ、クサノオウ、ムラサキケマンやセントウソウなどが咲いています。茶色っぽい葉をしたタカオスミレ、日影林道ではよく見かけるすみれですがこの林道にも咲いていました。
舗装道路を離れるとヒノキ林の中の暗い山道です。しばらく歩くと少し朽ちかけた丸木橋があります。
この傍で一息を入れたのち、明るい沢沿いの登りが始まります。彼方此方にニリンソウの白い花、一輪だけ咲いたものありますが3輪の花を付けたものもありました。
しばらく登ると斜面を白く染める群生地、黄色いヤマブキソウも見付けることができます。たくさんのハイカーが花景色をカメラに収めようとしていました。
たどり着いた西山峠、ここは大洞山、大垂水峠へと続く南高尾山陵の縦走路です。近くには龍の休憩所と呼ばれるベンチ、チェーンソで造られたという龍は今にも動きそうです。
ベンチに腰を下ろしてお弁当にしました。街中では桜の時期を過ぎようとしていますがこの稜線にはまだまだ山桜が咲いています。登山道には散り始めた花弁が落ちていました。
龍の休憩所から西山峠を越えフクロウの休憩所へ、ベンチの草原にはヒゴスミレとミョウジンスミレを見付けることができます。エイザンスミレより葉の切れ込みが細かなスミレは九州の山地にあるスミレです。またミョウジンスミレは箱根の明神ヶ岳で最初に発見されたもので品種や変種ではなく俗称とか、園芸種もあるようです。
ここに生えているのは自生ではないのでしょうが踏み荒らされたのか、数年前に比べ花の数も少なくなっているようでした。
ここからは明るい春色に染まる尾根歩きです。小さなコブには巻き道も付けられています。
三沢峠は神奈川の関東ふれあいの道、峰の薬師のコースです。ここから僅かに登ったコブは榎窪山です。登山道わきのベンチに腰を下ろし一息を入れました。
僅かに下るとふれあい休憩所、城山湖が眺められるところです。しばらく歩くと急な階段の下りです。擬木で整備はされているものの階段の土が流れ出しかなり歩き難い下りです。階段わきの林の中を下る踏み跡を下るほうが歩きやすいところでした。
草戸山への登り返しもなかなか疲れるところです。ここにも擬木の階段が付けられてい巻いたが林の中の踏み跡を登って行くことにしました。
たどり着いた草戸山の山頂は広く開けたところ、しかし春の空の下では展望を期待することはできません。かつては展望台もありましたが老朽化のためか取り壊されていました。
山頂でゆっくり休んだのち下山を開始、ヒノキ林の道をしばらく歩くと草戸峠です。右手の道は拓大を経て高尾駅に向かう道です。急坂を下り四辻への道に、その先縦走をを離れ老人ホームコースに下ることにしました。
ジグザグを切りながら沢に下ると三沢峠から下ってくる林道です。林道沿いにはニリンソウやムラサキケマンなどの春の花が咲いています。まだ八重桜も花を付けていました。
途中、うかい竹亭は改修工事のためか取り壊されていました。梅ノ木平から国道20号線をたどり高尾山口へと戻りました。ニリンソウなどたくさんの春の花に出会えた山行でした。
西山峠の周辺はたくさんの春の花を見付けることができるところです。貴布祢橋の近くにはクマガイソウの群生地がありました。
西山峠はニリンソウやヤマブキソウの咲くところとして知られています。西山峠から草戸山へと続く明るい尾根道にもたくさんの春の花を見付けることができました。