高尾山駅10:55~五号路ベンチ11:45/55~高尾山山頂12:00/45~霞台13:25/30~高尾山駅13:35
新型コロナ第八波の感染も下火になり、5月にはインフルエンザと同じ感染症第5類に変更されると言います。アフターコロナの時代が現実となってきましたが感染の再拡大など多少の不安が残るところです。しばらく山行で顔を合わせることのできなかった山仲間との山行はお馴染みの高尾山です。
高尾山口の駅前に集合、平日にもかかわらずたくさんのハイカーが山頂を目指しています。
たどり着いたケーブルカーの山頂駅、展望広場からは八王子城山や富士見台、それから続く北高尾山稜の山並みが見えていました。
ここからは歩き慣れた1号路です。途中で出会った初老の男性は地元の人、高尾山には500回ほど登っていると言います。高尾山が毎日の散歩道、同じ山でも季節や天候で山の感じ方が違うという人も多いのでしょう。
薬王院大本坊の脇から富士道(薬王院裏道)をたどり山頂に向かうことにしました。大本坊からはほら貝を先頭にお坊さんの行列が出てきました。紫の衣を着たのは昨年新しい貫主に付かれた佐藤貫主とか、我々にも挨拶をして通り過ぎて行かれました。「実るほど首を垂れる稲穂・・」と言う言葉がありますが、偉くなるほど謙虚な姿勢が大切と言うことでしょう。
たどり着いた高尾山御山頂は積雪もなく多くのハイカーで賑わっています。展望台からは白い雪を被った富士山か見えています。三ッ峠山の右手には南アルプスの塩見岳周辺の山々が見えているようでした。
山頂で一休みしてからケーブルカーの山頂駅へと戻ることにします。お昼時間を過ぎていますがまだ山頂へと登って来る人も多いようです。
霞台は都心の展望を眺めることが出来ます。新宿などのビル群などは見えないようですがランドマークなど横浜周辺のビル群、その先は東京湾を挟み房総の山々が霞んでいます。富山の双耳峰も見付けることが出来ます。
右手の手前は津久井湖の城山、砂利の採掘で山肌がむき出しになっているのは小倉山、ここは関東ふれあいの道、三増峠近くの山です。荻野高取山などこの周辺には砂利の採掘で山肌が土削られた山が多いようです。
小倉山の先は湘南の海岸線、掲示されていた展望写真には湘南の江ノ島の名がありましたが見付けることが出来ません。そろそろ季節は展望が利かない春の空に代わり始めているのでしょう。
山頂駅からはケーブルカーで清滝駅に下って行きます。駅前の高島屋に立ち寄りお蕎麦を注文、細切り蕎麦の鴨ねぎせいろはなかなか美味でした。
久しぶりの山仲間との山行、ここ高尾山はコースも多く、頑張らない山歩きが続けられそうな山の一つでした。