御岳山駅8:50~産安神社9:10/20~御嶽神社の鳥居9:50/10:05~(神苑の森コース)~天狗の腰掛杉~ロックガーデン東屋10:45/11:10~ロックガーデン休憩所11:25/55~長尾平12:40/13:10~御岳山駅13:45
山の会の仲間との久しぶりの山行は奥多摩の御岳山です。連日の猛暑も少し涼しくなりはじめ、今日は曇り空と言うこともあり御岳山の気温は30℃には届かないようです。
この時期の御岳山はレンゲショウマの花が咲く時期、可憐な薄紫の花を愛でにたくさんのハイカーが訪れるところです。しかし新型コロナウイルスの感染が始まってからは訪れる人も少ないようです。
御岳山ケーブルで御岳山駅へ、土産物屋の建つ御岳平からは曇り空の下に都心の街並みが霞んでいます。目の前は圏央道、その先は戦国時代の北条氏の山城、八王子城があったところです。
リフトの脇はレンゲショウマ群生地の入り口です。暗い林の中に続く階段に沿ってレンゲショウマの群生が広がります。まだ満開には少し早いようですが、たくさんの人がファインダーに紫色の可憐な花を収めていました。
階段を登るとリフトの大展望台駅、鹿除けのネットを超えると産安神社の社があります。ここは武蔵御嶽神社の摂社で、近くには夫婦杉や子授け檜、安産杉の御神木が並んでいます。
産安神社から雑木林の中を下ると御岳山ビジターセンターです。この付近は御岳山の御師宿があるところです。茅葺の馬場家御師住宅は武田四天王馬場美濃守の末裔が御師を務めているところとか、江戸時代に盛んであった御嶽講は御師によって広がって行ったようです。参道にはたくさんの奉納碑が祀られていました。
御嶽神社の鳥居の側には目立たない神苑の森に入り口があります。御岳山をめぐるように続く雑木林の森であまり人が入らないところです。
天狗の腰掛からは大岳山へと続くハイキングコースです。ここは車も通ることもできる広い道です。
たどり着いたロックガーデン入り口の東屋で一息を入れたのち綾広の滝へと下って行きます。ここは滝行も行われるところで、近くでは工事の人が急な岩壁から砂利などを下ろしていました。
涼しげな瀬音に包まれた遊歩道を下って行きます。たくさんの子供連れやハイカーが登ってきます。ロックガーデンはイワタバコやタマガワホトトギスが咲くところです。沢沿いに小さなタマガワホトトギスの群生がありましたが花の盛りを過ぎているのかあまりたくさんの花に出会うことができませんでした。
しばらく下ると道は沢を渡り天狗岩へと登って行きます。天狗岩からは七代の滝へと下る階段が分かれているところです。
我々は緩やかに登って行く林の中の道をたどり長尾平へと向かうことにしました。ベンチがある長尾平は茶店のあるところ、まだ青いもみじの先には日の出山の頂が見えています。
ここからは御嶽神社の参道を下り御岳山ケーブルの山頂駅に戻りました。
この時期の御岳山を彩るのはレンゲショウマ、うつむいた花はクサレンゲとも呼ばれ日本の特産種と言います。花言葉は伝統美とか、紫色の花は古い時代の美しさを宿している花のようです。
神代欅の斜面にはキレンゲショウマが咲いていました。これは四国、剣山などに咲く花です。
そろそろ御岳山も秋の季節を迎えようとしているようで、登山道に沿って咲くアジサイもタマアジサイに代わり始めていました。
またシュウカイドウの赤い花も咲き始めていました。