鳩ノ巣駐車場10:30~越沢林道11:00~505m付近11:15/25~城山12:20/50~大楢峠13:20~772m付近13:35/14:00~御岳山分岐15:55~御岳ケーブル駅15:05
7月に入ると暑い日が続いています。久しぶりの梅雨の晴れ間、夏山に向けてのトレーニングと思い御岳山に登ることにしました。
一般道をたどるとおよそ3時間、奥多摩はなかなか遠いものがあります。広い鳩ノ巣の駐車場もこの時期登山に訪れる人は多くありません。
青梅街道を渡ると目立たない鳩ノ巣渓谷の看板、雲仙橋の下は岩を噛む流れに沿って鳩ノ巣渓谷の遊歩道が続いているようです。
坂下の集落の中を登って行くと登山口です。観光用と書かれたトイレが建っていました。杉林の中の道をしばらく登って行くと越沢キャンプ場へと下って行く道です。
東屋の先は越沢林道です。その先には山道へと登って行く石段があります。
登山道は林道工事と言うことで迂回路が、案内板に従い樹林帯の中を進むと城山から続く尾根道を登って行くことになります。肩に食い込むザックの重さもあってか最後の急坂は思いのほかきついものがありました。
たどり着いた城山の山頂は木立の中です。私製の山頂標識と三角点があるものの目立たない山頂です。
海沢城山または鳩ノ巣城山とも呼ばれ平将門が砦を築いたと伝えもありますが実際は三田氏または後北条氏の山城と推定されているようです。
山頂の先は岩っぽい尾根となっていましたが周辺には城跡を思わせるような遺構は残っていませんでした。
尾根道を下って行くと小楢峠、海沢へと下って行く道を右に分けさらに進むと大楢峠です。海沢から登ってくる林道を合わせるところで、林道工事用のモノレールが林の中に見えていました。
大楢峠からは緩やかな登山道が続いています。良く整備された道で途中には桟道などもありました。
登山道脇には白いヤマアジサイの花が咲いています。沢沿いに咲くと言うギンバイソウはまだ蕾が幾つか、2年前にこの道を登って来た時は満開だったですが今年の山の季節は少し遅いのかもしれません。
小さな沢をいくつか超えると御岳神社の宿坊が建ち並ぶ分岐です。馬場御師宿は茅葺屋根の宿坊として東京都の文化財となっているところ、改修工事の最中のようでネットに覆われていました。
ビジターセンターからはハイカーの数も多くなった舗装道路を御岳ケーブル駅へ。駅前には気の早いレンゲショウマのポスターが貼られていましたがまだ硬い蕾が見られるだけです。御岳平の展望台に立つと曇り空の下に日の出山、左手には棒ノ折山も見えているようでした。
滝本からはバスで御嶽駅へ、ここから下り電車で鳩ノ巣駅に戻ることにします。この時間下りの電車に乗るのは学校帰りの学生だけです。たどり着いた鳩ノ巣駅の駐車場も閑散としていました。