御岳山駅8:55~日の出山10:00/20~麻生山11:20/35~530m付近12:50/55~あじさい山分岐13:30/40~あじさい山14:25/35~あじさい山入り口14:45~武蔵五日市駅15:30
7月には行っても雨の日が続いています。今年は日照不足が懸念されるとか、昨日も一日中雨が降っていました。
武蔵五日市の南沢山のあじさいは今が満開と言います。天気予報では曇り空と言うことでしたが、あじさいの花を愛でに日の出山からあじさい山を目指すことにしました。
御岳ケーブルでたどり着いた御岳山頂駅は雲の中です。ミストというより細かい雨に包まれていました。
御嶽山神社方面へと向かうハイカーに分かれ日の出山方面へ。雨にもかかわらず日の出山分岐付近では舗装道路の工事が行われていました。
この天気では日の出山方面は貸し切り状態と思っていましたが思いのほか歩いている人も多いようです。吉野梅郷方面から登ったのか、すでに日の出山から下ってくる人もいました。
コンクリート造りの鳥居で養沢方面への道を右に分けると階段の登りが始まります。暗い杉林のなかを緩やかに登ると日の出山直下の公衆トイレ、さらに石段を登ると広い山頂にたどり着きました。
東屋が建つ山頂には初老の男性が一人、近くの人のようでこの付近は良く訪れると言っていました。山頂は白いガスの中です。雨は降っていないものの視界は全く期待できません。
山頂で一休みしたのち金毘羅尾根を下ることにします。最初はよく整備された木の階段、多くの人が利用する奥多摩のメインルートと言うこともあり、木の手摺なども付いた公園の中の遊歩道と言ったところです。
つるつる温泉への道を左に分けた登山道は、山肌を巻くように麻生山へと下って行きます。
緩やかに下る道はよく踏まれている道です。植林のため切り広げられた伐採地からは視界が開、低く垂れこめる梅雨空の下には西武ドームなど所沢周辺の街並みも見えているようでした。
たどり着いた道標は麻生山の巻き道を分けるところです。緩やかに杉林の中を登って行くとベンチが置かれた麻生山の山頂にたどり着きました。晴れていれば展望が開けるところでしょうが雲の下に青梅周辺の街並みが見えているだけです。
少し早い昼食ののち金毘羅尾根を下ることにします。麻生山の下りは思いのほか急な下り、岩っぽいところもありました。
右から下ってくる巻き道を合わせるとなだらかな金毘羅尾根の下りです。杉林の中の道は歩きやすいものの変化も少なくややもすると飽きそうな下りです。
10年ほどまえ山の会で勝峰山の地図読みをしたことがありました。迷いやすい尾根道をたどり武蔵五日市駅に下りましたが、最後はこの付近から金毘羅尾根を下ったようです。しかし木が伸びすぎたのか往時の記憶はあまり蘇ってきません。
途中、深沢へと下って行く道を左に分けます。道標には南沢山と書かれていました。
さらに緩やかに下ると金毘羅山の手前、深沢から登ってくる舗装道路が交差するところです。
舗装道路の先には南沢山のあじさい群生地へと下る道です。入り口には赤い帽子を被った人のような道標、あじさい山の入山料として500円の看板が建っていました。
あじさい祭りは7日までだったようですが今年は寒い日が続いたせいなのかあじさいの花も見ごろを越えたばかり、祭りの期間も延長されていると言います。桜の花は早かったようですが季節は早くなったり遅ななったりをしながら暑い季節を迎えるようです。
杉林の急坂を下って行くとあじさいの群生地です。沢沿いにはまだ見頃あじさいの花に包まれていました。少なくなったようですがこの花を目当てに訪れる観光客もまだまだ多いようでした。
あじさい山の出口を過ぎると東京都の山岳レスキュー訓練が行われていますた。杉林の急な崖にロープが張られ隊員が2人救助用の担架を持ち上げていました。高齢者の山岳事故が多いと言われる昨今、山岳救助隊のお世話にはならないようにしなければと思いながら武蔵五日市の駅を目指すことにしました。
あじさい山は個人の方が何十年の歳月をかけて育てたあじさいの名所、現在約10万株の紫陽花が咲き誇っていると言います。今年は花の季節が遅いようでまだ満開を過ぎたばかり、沢沿いに広がる群生地には色とりどりのあじさいが咲いていました。
数年前にここを訪れたときは南沢山コースからあじさい山入り口に下りました。入り口には売店や屋台が出ていた記憶が残っています。