古里駅(10:15)=0h55m=515m付近(11:10/15)=0h55m=795m付近(12:10)=0h35m=御嶽神社分岐(12:45/14:00)=0h25m=御岳神社(14:25/30)=0h20m=御岳山ケーブル山頂駅(14:50)
今年最初のかめの子山行は奥多摩の陣馬尾根の予定でした。しかし数日前に降った雪で登山口の蛇沢からの登りはかなりの積雪とか。ビジターセンターに確認したところ一般的でないこのコースはトレースも付いていなようで稜線上は50cmほどの積雪と言います。このためコースを変更して丹三郎尾根から御岳山を目指すことにしました。
シーズン中はたくさんのハイカーで賑わう青梅線も、この時期訪れるハイカーの数はそれほど多くありません。それでも日向和田で数人、御嶽駅で数人と乗客を下ろした電車は古里駅にたどり着きました。
駅前で準備体操をしたのち青梅街道を横切り丹三郎尾根の登山口を目指します。東京や横浜に大雪をもたらせた雪も奥多摩周辺ではあまり多くないようで国道沿いには残雪もありません。それでも見上げる稜線は白い雪で覆われていました。
電気柵が張り巡らされた登山口からは暗い杉林の中の登りが始まります。杉の枯れ葉が積もる登山道には霜柱が立っているものの雪はそれほど多くはありません。
ジグザグに登って行く登山道は視界も無く単調な登りです。しばらくすると猟犬を連れたハンターが下りてきました。今日は13人ほどでイノシシ狩りと言います。ハンターの高齢化と原発事故の影響で野生動物の肉が食用にならないことなどもあって、駆除されるイノシシやシカなどの数が少なくなっているようです。ここ奥多摩でも野生動物が増えヒグマの目撃などまで報告されているようです。ハンターの方の話では民家の軒先にニホンカモシカが出始めていると言っていまいた。
飯盛り杉を越えると明るくなった稜線を登って行くようになります。木立の先には雪を被った川苔山の稜線が見えていました。
846m付近の稜線は風が吹き抜けるところのようで、深い吹きだまりが出来ています。稜線を避けるようにふみあとが続いているものの、膝ほどの深さの吹きだまりに壺足の跡が点々と続いていました。
大塚山は巻き道をたどり御岳神社へ。途中のベンチで少し遅いようですが昼食にしました。今日のメニューはシチュウ鍋、それと上州名物というお切り込みを持て来ました。味はともかくとしても寒い山の上で温かいものを囲む昼食は美味しいものです。
ここからは御岳神社へ向かうことにします。参拝客などに交じって宿坊や土産物屋の立ち並ぶ坂道を登って行きます。土産物屋を過ぎると神社の拝殿までは急な石段が続きます。雪が張り付いた急な石段は少し重たいくなったお腹には少しきつい登りでした。
御岳山神社の朱塗りの拝殿からは青空の下に日ノ出山の頂、その先は八王子、さらに都心のビル群などが霞んでいるようです。濁った空に融け込んでいるのかスカイツリーなどは見付けることが出来ませんでした。
大岳山まで足を延ばしたのか、石段の傍にはアイゼンを取り外そうとしているハイカーの一団がいました。この山域は雪が多いこの時期にも比較的気楽な山登りを楽しむことの出来そうなコースを選ぶことが出来るようです。
日ノ出山に立ち寄ろうと言う話もありましたがこの時間では無理と言うもの、帰りは御岳ケーブルで滝本駅に下ることにしました。