白岩滝入り口8:35~白岩の滝9:00~東尾根道分岐9:20/25~麻生平10:00~710m付近10:10/20~麻生山10:35/50~タルクボ峰11:30/12:00~515m付近13:00/15~あじさい山14:05/15~武蔵五日市駅15:15
梅雨の天気は変わりやすく天気予報も難しいのか、数日前の天気予報では曇り一時の予報でしたが朝から青空が見えています。
武蔵五日市駅からはつるつる温泉行きのバス、この時間から温泉へと向かう人は少ないのか、8時5分のバスを逃すと9時20分までバスがありません。奥多摩も武蔵五日市からのバスの便はあまり良くないようです。
白岩滝入り口でバスを降りたのは我々のほか単独行の若者だけです。集落に中を僅かに登ると白岩の滝遊歩道の案内板です。
タルクボ沢のかかる滝は大小合わせて18と言います。階段を登って行くと雨乞橋、小滝の脇を登って行くと不動橋があります。
かつてこの先は雨乞が行われていたところと言います。さらに登ると三段になって流れる白岩の滝がありました。滝の傍の斜面は崩れ落ち、護岸の沿って長い丸太がかけられていました。
白い飛沫を上げる滝を眺めながら沢沿いの遊歩道を登って行きます。やがて流れも緩やかになってくると林道にたどり着きました。ここは麻生平を経て麻生山に登って行く道と東尾根から麻生山に登る道を分けるところです。
我々は麻生平への道を登ることとします。細くなった沢はやがて大きな岩を越えヒノキ林の中を登って行きます。たどり着いた麻生平は目の前の展望が開け青空の下に日の出山から続く稜線が見えています。バイクで登ってきた5~6人の若者が休んでいました。
ここからは麻生山へと登って行く急坂です。見上げるような急な登りに息を切らせると金毘羅尾根から登って来るハイキングコースを合わせ山頂にたどり着きました。
目の前は視界が開けていますが梅雨時の空の下、街並みの中には所沢のドーム、その手前は日の出山から続くなだらかな尾根のようでした。
麻生山からは金毘羅尾根を下って行くことにします。日の出山方向に戻り僅かに下って行くと金毘羅尾根のハイキングコースです。
このコースは日の出山から武蔵五日市へと続く人気のコースで、トレランの若者も多いところです。五日市方面からは20人ほどの中高年の一団、軽装の若者も登ってきていました。
緩やかに下って行くヒノキ林の中の下り、良く踏まれているものの木の根がうるさい道です。昨日の雨が朝方まで残っていたようで道も少し湿っています。展望が利かないコースですが初夏の日の光に悩まされることもありません。時々涼しげな風も通り抜けていました。
左手が伐採された道の右手がタルクボ峰、急な雑木林を僅かに登って行くと送電鉄塔がそそり立つ小さなコブの上です。木立の脇から視界が開けているだけの草原の頂でした。
ここからも単調な下りが続きます。左に分かれる道は白岩山、真藤ノ峰、勝峰山へと続く道で、ロンデン尾根と呼ばれているところとか。かつて地図読み山行で訪れたことのあるところです。
しばらく下ると左手に深沢へと下る道が分かれていました。さらに瀬音の湯へと下って行く道を右に分けるとやがて展望が開けた伐採地です。目の前には戸倉三山の山々が見えていました。
林道を超える橋を渡りあじさい山への急坂を下って行きます。たどり着いたあじさいの園地はまだ4分咲きか、寒い日が続いていたこともあり花は1週間も遅れているようです。あじさいを愛でに訪れる人も少ないようでした。
帰りは武蔵五日市駅へ40分ほどの道程です。たどり着いた駅前はたくさんの人で賑わっていました。
今年は寒い日が続いていたのか期待していたあじさいはまだ4分咲と言ったところでした。
タルクボ沢にはクワガタソウが咲いています。ヤマクワガタソウに比べ鋸歯の切れ込みが深いようです。