清水寺 


 寺社の種類:北法相宗大本山
 山号:音羽山
 本尊:千手観音(秘仏)
 創建:(伝)宝亀9年(778年)、開基:(伝)延鎮
 所在地:京都府京都市東山区清水一丁目294
 訪問日:2007年5月11日

 

清水寺は奈良時代の末、僧延鎮が開山した古刹です。清水の観音として平安時代以降多くの参拝客を集める京都を代表する古刹の一つです。

観光客の波に押されるように土産物が立ち並ぶ清水坂を登っていきます。たくさんの修学旅行の学生が思い思いにみやげ物屋に立ち寄ったり、店先で品定めをしたり。

外国の観光客も多いようで、英語のほかに韓国語や中国語の会話も聞こえてきます。改めて京都は国際的な観光都市と言うことが実感させられます。

清水坂は修学旅行の学生の波
朱塗りの仁王門
見上げる三重塔
随求堂

朱塗りの仁王門をくぐり観光客の波に押されるように境内を進むと清水寺の本堂。清水寺のシンボルである桧舞台の上は記念撮影のシャッターを押す観光客で大変な混雑です。

納経所のおじさんの話では近頃は韓国の若い人が多くなったとか。顔形では日本の若者と変わらず言葉を聞いて初めて韓国の人と判ると言います。

轟門
桧舞台はたくさんの人で溢れています

人波に押されるように奥ノ院に向かうとここも観光客で混雑しています。ここから見る桧舞台は、清水寺のビューポイントのひとつですが、ゆっくり眺めて行くこともできません。

奥ノ院から坂道を下った音羽ノ滝もたくさんに人の波。長い柄杓で滝の水を飲むにも長蛇の列に並ばなければなりません。ここも諦めて先を急ぐことにしました。

奥ノ院から眺める清水寺
音羽ノ滝も人の波

 

関連記録・コース

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