長谷寺は真言宗豊山派の総本山で、花の寺として知られるところです。
参道を清掃している人に挨拶をしながら石段を登って行くと大きな山門がそびえています。ここからはこの寺の名物の一つ長い回廊が続いています。この回廊沿いには牡丹が植えられており、花の時期はたくさんの観光客で賑わうところです。
途中にはこの寺の開祖道明上人の石塔などが建っています。しばらく登ったところに紀貫之の「人はいざ心も知らずふるさとは、花ぞ昔の香ににおいける」に因んだ梅の木がありました。
さらに回廊を登って行くと本堂の前にたどり着きました。10月からの納経は9時から、しばらく待つと若い女の人が納経を受け付けてくれました。作務衣に着替えるまでは参拝に来たギャルといった感じです。
国宝に指定されている本堂は大悲閣の扁額を掲げる大きな建物です。本尊の大きな千手観音は40本の手を持ち、その各々が25の悩みを救ってくれるとか。右手に錫杖を持った珍しい千手観音です。
本堂の前からは長谷寺の境内を一望することができます。目の前にそびえる大きな杉の木は天狗杉とか。紅葉が始めるとまたいっそう見応えがある景色となるでしょう。
真言宗の新義真言の一派。総本山は奈良桜井市の長谷寺。真言宗智山派と同じく覚鑁(かくばん)を開祖とする。織田信長のため根来寺を追われた専誉(せんよ)が一派を形成した。
真言宗の新義真言の一派。総本山は奈良桜井市の長谷寺。真言宗智山派と同じく覚鑁(かくばん)を開祖とする。織田信長のため根来寺を追われた専誉(せんよ)が一派を形成した。
六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。
真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。
平安後期の真言宗の僧(1095~1144年)高野山に大伝法院、密厳院などを建立し、金剛峰寺とともに座主を兼ねたが一山の反対にあい根来に移った。新義真言宗の開祖、伝法院流の祖。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。
真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。
平安後期の真言宗の僧(1095~1144年)高野山に大伝法院、密厳院などを建立し、金剛峰寺とともに座主を兼ねたが一山の反対にあい根来に移った。新義真言宗の開祖、伝法院流の祖。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。