たどり着いた岩間寺は京滋バイパス脇の道をしばらく登ったところにあります。広い駐車場には数台の車が停まっていました。ほとんどは奈良や神戸と言った近郊ナンバーですが湘南の車も1台いました。
岩間寺はボケ封じの観音として、ボケ封じ近畿10観音の一つに数えられたところです。参道脇に建つ観音像の前には10箇所の観音霊場の砂を埋めたと言う仏足跡がありました。この上に立つとボケ封じの御利益があると言います。
本堂の脇には小さな池がありました。この池は松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」のモデルとなった池と言います。
本堂から右手の道をしばらく進むとびわ湖を一望できると言う奥宮神社があります。しかし霞と木々の梢に邪魔をされ瀬田の河口や近江大橋が霞んでいるだけでした。
1644~1694年、江戸中期の俳人。伊賀生。北村季吟に貞門派を学び、江戸に下って談林派の感化を受ける。のち数度の旅を通して俳諧に高い文芸性を加えた蕉風を確立する。紀行に「野ざらし紀行」「笈(おい)の小文」「更科紀行」「奥の細道」、日記に「嵯峨日記」など。