一乗寺は天台宗のの古刹です。国宝に指定されている三重塔の(1171年建立)は平安時代後期を代表する和様建築の塔で日本国内屈指の古塔と言います。
駐車場から急な石段を登っていくと仮本堂です。本堂は大修理の最中で水色のシートに覆われ立ち入ることができません。納経もこの仮本堂脇のプレハブの建物で行っていました。
仮本堂から石段を上ると三重塔が建っています。ここから道を右に、広い石畳をしばらく登ると暗い杉林の中に建つ奥ノ院である開山堂です。この付近はあまり訪れる人もいないようで、静かというより薄気味悪さも感じさせるところです。
開山堂の裏手の斜面は賽ノ河原と言われ小さな旗や石積みがあちこちに残っていました。
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。
中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。
中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。