田浦駅9:45~長善寺~田浦梅の里入口10:15/20~田浦梅園展望台10:50/11:05~乳頭山~送電鉄塔下11:50/12:20~FK1分岐~東尾根~中沢~北沢(小附沢)分岐~森戸川林道終点13:50/14:05~長柄バス停15:10
寒かった2月もそろそろ暖かい春の光に恵まれた日が始まるようです。今日は近くのハイキングの山、三浦アルプスを歩くことにしました。
たどり着いた田浦駅からはトンネルを越え歩道橋のある交差点に、ここからは住宅地の中を緩やかに登って行きます。京急のガードをくぐると田浦梅まつりののぼり旗が立っています。
ここからは田浦梅園へと登る長い石の階段です。ジグザグを切りながら高度を上げていくと4分咲きを迎えようとする白梅や紅梅が咲いていました。
平日にもかかわらず思いのほか多くのお客さんがお花見を楽しんでいます。ひと登りすると芝生広場、その上には展望台が建っていました。
展望が開ける芝生広場からは横須賀の町並みが見えています。自衛隊の艦船が停泊するのは長浦湾、鉛色の船はあまり見かけない敷設艦という船のようでした。
田浦梅園からは三浦アルプスのハイキングコースです。田浦大作へ下って行く道を右に分けると横横道を越える田浦橋です。
この先道は滑りやすい急な登りになってきます。固定ロープも張られた思いのほか急な坂道でした。
途中、巻き道をたどると乳頭山の山肌を巻きながら畑山へと続く分岐に出てしまいました。その先は左斜面が崩れた崩壊地、トラロープが張られていましたがザラザラと滑りやすい坂道では少し気になるところです。
その先は南尾根から続く道を合わせ乳頭山へ、たどり着いた山頂は木立に覆われた暗いところです。横須賀方面の視界は開けているものの展望も今一つでした。
山頂から小さく下ると送電鉄塔の下、春のよどんだ空の下では視界を期待するのは無理のようです。
山頂直下に案内板がありましたがFK1に分岐の先は道迷いしやすいところです。広く良く踏まれた道が続いていますがこの先は六杷峠や中尾根など一般の登山道ではない破線のコースです。
送電鉄塔から僅かに戻りFK1分岐へ。東逗子と書かれた道標に導かれながら坂道を下って行きます。太い固定ロープが張られた急坂は、雨が降っていないこともありかなり滑りやすいところでした。
やがて田浦梅園へと下って行く道を右に分けるとまだヤブツバキが赤い花を付けている稜線歩きです。しばらく下ると木立に赤いテープ、ここが中沢への分岐です。
樹林帯の中を下る道は程なく水が枯れた沢沿いを歩くことになります。ところどころに道標がありますが初めて歩く人では道間違いしそうなところです。
斜め十字路から下ってくる道を合わせさらに下ると馬頭観音への分岐です。
やがて丸太がかかる小さな沢です。小さな滝を越えると道は沢床を歩くようになります。水が少ないこの時期、靴を濡らすこともないようですがそれでも落ち葉の下には滑りやすい岩などがあり気抜くことはできません。
赤いテープに導かれながら沢床を歩いたり沢沿いの道を歩いたりしながら沢を下って行きます。しばらく下ると右手にツバキ尾根へと登って行く道が分かれています。固定ロープを頼りに尾根へと登った記憶があるところです。
さらに下ると右手から小附沢を合わせ二子山への分岐にたどり着きました。ここで出会った男性は登山道の整備を行っていると言います。ボランティアでの登山道整備、頭が下がるものです。森戸川林道の先は西武が所有する民有地です。国有地でないこともあり登山道の整備なども行われていないと言っていました。
南沢や中沢の倒木なども整備しているのでそれほど危ないところもないと言っていました。かつては荒れていた小附沢も倒木を整備たのでそれほど危険がないとか、機会があれば歩いてみたいものです。
この周辺に咲く花にも詳しいようでザックから写真を出して説明してくれました。アケボノシュスランなど珍しい花もあるようです。
森戸川林道を緩やかに下り長柄のバス停に、ここはバスの便が良いところです。やってきた京急バスで逗子駅に戻りました。