風早橋9:35-0h20m-仙元山9:55/10:00-0h30m-189m峰10:30/40-0h45m-実教寺分岐11:25-1h10m-送電鉄塔12:35/13:00-0h20m-乳頭山13:20/25-0h25m(南中尾根道間違い)-田浦梅園分岐13:50-0h30m-田浦梅園14:20/25-0h40m-JR田浦駅15:05
逗子駅から京急バスで風早橋のバス停へ、トンネル手前を右に折れると仙元山ハイキングコースの入口があります。
ここから続く舗装道路の登りは思いのほかの急坂です。坂の上の教会の脇からスダジイなどの照葉樹林に覆われた登山道が始まります。やがて明るいカヤトの階段を登るようになると仙元山の山頂です。振り返ると真っ青な湘南の海の先に駒ヶ岳を中心に箱根の山並み、富士山は雲の中に姿を隠しているようでした。寒い日が続いていることもあり丹沢の山々は白い雪に包まれています。
仙元山から階段を下るとよく整備されたハイキングコースが続いています。189m峰への登りは250の石段が続く急坂です。道端には明るい日を浴びたタチツボスミレが花を付けていました。
189m峰は山頂直下を巻いて行きます。目の前は展望が広がる葉山の街並み、その先には大島の島影が霞んでいました。
実教寺への分岐は判りにくいところです。カンノン塚へ続く南尾根コースは左手の尾根を登ることになります。木の幹にも乳頭山方面へと導く案内が書かれていますがややもすると道を間違いそうです。
小さなコブの上はカンノン塚です。古い十一面観音と石碑が祀られていました。里山と言うこともありコースにはたくさんの枝道が入り込んでいます。手造りの道標や葉山消防署が建てた道標などもありますがあまり判り易くありません。
スダシイなどの照葉樹の中に続く尾根道は小さなコブを拾いながらアップダウンを繰り返す道です。
途中、森戸川林道終点へ下る道を左に分けます。梢の先にはアンテナを頭に載せた二子山の頂が見え隠れしていました。
コブを幾つか越えると送電鉄塔の下にたどり着きます。送電線の先には金沢区の街並みが霞んでいます。我々は芝生の上に腰を下ろし昼食にしました。
上山口の分岐から登山道は北を目指すようになります。小さなピークは乳頭山、木立に覆われた山頂には10名ほどの学生が昼食の最中です。この周辺には畠山に下る道、南中峠へと続く道、それと目指す田浦梅林へと向かう道が分かれています。
山頂からの急坂を下りましたが道は中沢へと下って行くようです。途中の分岐からは田浦へと向かうこともできるようですがガイドブックにも地形図にもそのような道は描かれていません。仕方なく乳頭山直下の分岐に戻り田浦梅園へと向かうことにしました。
急な坂道を下って行くとここにも分岐、真っ直ぐ進む道は海の谷公園を経て京急田浦駅へと向かう道です。我々は右手の急坂を下り田浦梅園へ向かうことにしました。
横横道路を橋で渡ると程なく田浦梅園です。大きな展望台の上に立つと右手には横須賀本港、大きな船は第7艦隊の空母でしょうか。霞んだ浦賀水道の先には木更津の街並みが広がっていました。
明るい田浦梅園には白梅の蕾が咲き始めています。冬枯れの芝生の上にはスイセンが甘い香りを漂わせていました。