逗子駅9:10~長柄交差点9:35~森戸川ゲート10:00~森戸川林道終点10:55/11:05~(中尾根)~六把峠11:45~乳頭山下12:20/13:15~ツバキ尾根分岐13:50~(ツバキ尾根・中沢)~中沢分岐14:30~森戸川林道終点14:40~桜山七丁目バス停15:50
三浦アルプスにはたくさんのコースがあります。まだ歩いていない中尾根と3月にはヤブツバキが咲くというツバキ尾根を歩くことにしました。暑い時期に歩くことはできないものの、秋から冬、春には交通の便も良く気軽に登ることができるところです。
駅前にはたくさんのハイカーがバスを待っています。我々は長柄まで歩くことにしました。
春の日差しを浴びながら長柄の街を歩くと森戸川林道の入り口です。
森戸川林道のゲートをくぐると川に沿った林道歩きが始まります。春の日が降り注ぐ道端にはネコノメソウが淡い緑色、スミレやクルマバナが花を付けていました。
三浦半島中央道路を越えしばらく歩くと森戸川林道の終点です。ここから南沢をたどる予定でしたが前日の雨で沢は水嵩が増しているようです。今日はまだ歩いていない中尾根を登ることにしました。
中尾根の道標に導かれ雑木林の尾根へ、最初から木の根を頼りに登る急坂です。
ひと登りすると心地良い尾根歩きの道になります。散り残ったヤブツバキの花、日差しを浴びる斜面には満開の桜も見付けることができます。
たどり着いた六把峠からは乳頭山へ、途中の斜め十字路は中沢と南沢への道を分けるところです。乳頭山直下の送電塔からは目の前に東京湾、春の霞んだ空の下からの展望は今一つで僅かに横浜のランドマークタワーを見付けることができるだけでした。
草原に腰を下ろしお昼ご飯です。今日はじゃがりことコンビーフのコンビーフ焼き、油っぽいコンビーフも山の上では結構な美味でした。
昼食の後はツバキ尾根を目指すことにします。乳頭山直下の分岐から田浦方面へ、ここからは良く踏まれた二子山自然歩道のハイキングコースが続いています。
馬頭観音で中沢へと下って行く道を左に分けわずかに進むとツバキ尾根への巻道があります。目立たない分岐の先にツバキ尾根経由と書かれた小さな道標があるだけ、気が付かなければ通り過ぎてしまいそうな所でした。
細い道は人が入っているようで迷いそうなところはありません。薄いふみ跡をたどりながらツバキやアオキなどに覆われた尾根道を進んで行きます。すでにツバキの満開は過ぎているようで梢に先に赤い花が幾つか残っているだけです。
やがて梢の先に二子山の鉄塔が見えると中沢へと下る急坂が始まります。固定ロープが張られていますが雨で湿っていることもありかなり滑り易い急坂でした。
たどり着いた中沢から振り返ると赤いテープがあるだけ、ここから登るのはコースを知らなければ判り難いところです。
中沢の沢床をしばらく歩くと二子山から下ってくる道を合わせる分岐です。さらに渡渉を繰り返すと森戸川林道の終点にたどり着きました。
ここからは森戸川に沿った長い林道歩きが始まります。ツバキ尾根の急坂がこたえたのかかなり疲れたようです。たどり着いた長柄交差点先からバス停でバスを待つことにしました。
春の日を浴びて三浦アルプスの山にも春の芽吹きが始まっています。この時期花を付けるのはスミレやネコノメソウ、森戸林道の道端にはたくさんのヨゴレネコノメが咲いていました。
ヤブツバキはそろそろ花の時期を過ぎていたようで散り残った花が幾つか、都心でようやくソメイヨシノの開花宣言が行われましたが日当たりの稜線の桜は満開を迎えているものもありました。