長柄バス停9:20~森戸川林道ゲート9:45~森戸川林道終点10:30/35~南沢~南中峠(六把峠)11:10~乳頭山下No34鉄塔11:40/12:35~No39鉄塔分岐13:05~二子山自然歩道~東逗子駅14:15
今年最初の三浦アルプスは南沢です。冬でも安心して登れることからこの時期多くのハイカーが訪れる人気のコースですが、小さな沢やふみ跡のコースも多く、Vハイクのガイドブックにも南沢、中沢、ツバキ尾根、小附沢などのコースが紹介されています。
京急バスの長柄バス停から明るい葉山の住宅街の中を森戸川林道へ、川久保の交差点からしばらく進むと日差しの少ない森戸川の林道歩きが始まります。アオキなどの照葉樹の中に続く道は白い霜も降りています。浅い流れには薄く氷も張っていました。
三浦半島中部道路の高架を過ぎると程なく森戸川林道の終点です。ここは二子山への道や南尾根連絡道が分かれるところです。小さな道標に導かれ南沢に下ると右岸の沢沿いに落ち葉の積もる山道が始まります。
緩やかに登って行く道はやがて浅い沢を2か所ほど渡渉します。さらに登ると沢床を登って行くようになります。この付近で乳頭山の直下に登って行く沢が分かれているようでしたが見付けることができませんでした。
急になった沢は倒木も多くトラロープが張られているところもあります。やがて源頭が近づくとジグザグを繰り返した急坂は崩れかけた道標が建つ南中峠にたどり着きました。ここは中尾根、南沢、中沢へと分かれる分岐点です。
我々は乳頭山方面へと向かうことにします。明るくなった尾根道は小さなコブを拾いながら乳頭山へ、再び現れた道標には南沢と中沢への分岐と記されています。ここは大楠山から三浦アルプスに歩いて来たとき道を間違ったところです。
たどり着いた乳頭山直下のNo34送電鉄塔は展望が広がるところです。視界の先には白い雪を被った丹沢の稜線、その右側には甲武信ヶ岳から大菩薩、奥多摩の稜線が続いています。木立の先には大きな富士山もそびえていました。
目を右に向けると横須賀の米軍基地、鉛色の大きな船体は空母ドナルドレーガンでしょうか。その左の入り江は海上自衛隊の船舶が錨を下ろす長浦湾です。
冬枯れの草原に腰を下ろしお昼ご飯です。今日はトマト煮込みうどん、イタリ風と言うことでコンソメ味のトマトスープにミックスチーズ、ウィンナーの煮込みうどんです。クックパッドのレシピではトマト味の鍋焼きうどんでしたがコッヘルではうどんのもちもち感が今一つ少ないようでした。
乳頭山直下の分岐から田浦梅園方面へ、急な坂道には小さな岩場があり固定ロープも張られています。田浦梅園への道を右に分け二子山方面へ、さらに田浦大作への道を右に分けると二子山自然歩道と呼ばれる良く踏まれたハイキングコースです。
途中には南沢へと下って行く道が分かれています。大楠山の山行のとき中沢からこの分岐まで登ってくる道が見付かりませんでしたが数分の登り返しでこの分岐にたどり着いたようです。
暗い樹林帯の中を進むと程なく馬頭観音が祀られた分岐です。このからも中沢へと下る良く踏まれた道が付いているようです。
さらに良く踏まれた道を登って行きます。小さなコブを巻いた先に左手に登って行くふみ跡があります。道標もない目立たないふみ跡ですがツバキ尾根への分岐でしょう。3月にはツバキの花が咲くという尾根道ですが機会があれば訪れてみたいものです。
逗子グリンヒルズへの道を右に、さらに二子山への道を左に分けると緩やかなハイキングコースは東逗子駅まで20分ほど。良く踏まれた道はマウンテンバイクの轍も付いています。中年の男性が軽装で駆け上ってきます。この周辺はトレランやマウンテンバイクの人も多いところのようです。
やがて木の間越しに民家の屋根が見え隠れすると東逗子駅までは僅かの距離です。子供たちが体育の授業をしている沼間小学校のグランドを回り込むように下って行くと東逗子駅入り口の交差点にたどり着きました。