衣笠駅9:30-(0h45m)-衣笠山公園10:15/30-(0h40m)-大善寺・衣笠城址11:10/15-(1h20m)-大楠山12:35/13:10-(1h00m)-しょうぶ公園14:10/20-(0h35m)-衣笠駅14:55
JR衣笠駅前の商店街はたくさんのお店屋山が立ち並ぶところです。アーケードの中にはお惣菜を売る店もありました。
線路の下をくぐると閑静な住宅街の中をたどる道です。目立たない道標に導かれながら狭い道を進むと衣笠山公園の入口にたどり着きました。
よく整備された公園の散策道を緩やかに登って行きます。ここは鞍掛山とも呼ばれ春には「万朶の桜の白雲紅霞となってただようあり・・」と言われた桜の名所です。小さな塔の上には衣笠聖観音のお堂が祀られていました。
衣笠山公園からは衣笠城址に向かいます。公園から下った道は三浦縦貫道路の出口付近へ。衣笠城址へは斜面に付けられた階段を登ることになっていましたが先週の大雪で倒木が道を塞いでいます。仕方なく大善寺を回り衣笠城址に向かうことにしました。
かって衣笠城の中には大善寺、蔵王権現、不動堂などがあり三浦一族の学問や仏教信仰の中心的な役割を果してきたと言います。現在、蔵王権現や不動堂は存在しないようですが大善寺の石段の下には不動の井戸があります。
大善寺から階段を登って行くと衣笠城址の標柱が建つ広場です。土塁など往時をしのぶものは残っていないようですがこの広場には詰めの城があった所と言います。
衣笠城祉からは大楠山に向かいます。大善寺の駐車場まで戻った道は長閑な山里の中を登って行きます。明るい春の日を浴びて道端には甘い匂を漂わせる白梅、すでに満開の河津桜も見付けることができます。明るい山道は車の流れも激しい横横道を越えて行きます。
緩やかな丘陵地帯を越える山道は小さなコブを越えながら大楠山を目指します。右手に葉山国際カントリークラブのクリーンが見えると山頂は目の前です。無線アンテナの作業道路を右に折れると山頂への200段ほどの階段の登りが待っていました。
たどり着いた広い山頂には平日にもかかわらず数組のパーティ、単独行の若者もいます。このコースは20年ほど前にも訪れたことのあるところで、山頂にあった無線アンテナや菜の花の花畑は今も記憶に残るところです。
山頂にはらせん状の展望塔が建っています。その上に立つと目の前にゴルフ場のグリーン、電波塔の先には横須賀の街並みが広がっています。大きなレーダードームの先には霞んだ稜線が続くものの丹沢の山並みや富士山は白く濁った空の中にその姿を隠していました。
今回は阿部倉温泉から衣笠駅へと戻ることにしました。ゴルフ場の先で道を左に、暗い北斜面を下って行く道は雪解けの泥濘で歩きにくくなっています。
たどり着いた小さな沢を下って行きます。南国の山は雪の弱いようで雪の重みで竹やぶの太い竹が折れ曲がっていました。
横横道路の下をくくると農耕地の中を下って行く道です。やがて左手にしょうぶ園、4月になると園内の花も咲き始めると言いますが今は閑散としています。ここからは横須賀の市街ながない舗装道路歩きです。