前田橋9:30-120m付近10:10/15-大楠山11:10/30-不動橋12:35-畠山登山口12:45/50-畠山13:20/45-乳頭山14:25/35-斜め十字路14:45-中ノ沢15:00-中ノ沢入口15:55-森戸川林道終点16:10/25-長柄バス停17:25
山の会の仲間との山行は大楠山から三浦アルプスを縦走する少し長めのハイキングです。逗子駅から葉山の海岸を下って行くバスは前田橋のバス停にたどり着きました。ここからは前田川沿いを歩く遊歩道へ、昨夜まで降っていた雨のせいか何時もは浅い流れもかなり増水しています。
踏み石には落ち葉なども引っかかっていました。水嵩を増した踏み石を拾いながら遊歩道を遡ります。しばらく登ると良く整備された階段の道が始まります。雨に流された落ち葉が昨夜の雨の激しさを語っているようでした。
緩やかに登って行く登山道はやがて見上げるような気象レーダーが建つ大楠平にたどり着きます。この付近は車でも登ってくることができるところで今が盛りの菜の花や梅の花を目当てに登ってくる観光の車も何台か。
大楠平から左手の階段を山頂に向かいます。この分岐は秋谷古道から大楠山を登った時に歩いたところです。
たどり着いた大楠山の山頂は相変わらずたくさんの人で溢れています。しかし春の淀んだ空の下では展望を期待すべくもありません。
山頂からは阿部倉へと下ることにします。アオキなどの林の中を下る道は滑り易い急な下り坂です。しばらく下ると沢に出ます。コンクリートの橋なども整備されていますが沢は雨水を集め水嵩を増していました。
やがて道は横横道にたどり着きます。ここからは道を左に、近くには日帰り入浴ができる阿部倉温泉があるようですがあまり訪れる人は多くないようです。
横横道を越え梅の香りが漂うの山里の中を不動橋へと向かいます。梅林の傍にはシデコブシが白い花を付けていました。
不動橋から道を右に、住宅地の先に目立たない畑山の登り口があります。雑木林の中を登って行く道は緑に包まれた竹林の中を登ると緩やかに尾根に向かって高度を上げて行きます。
芽吹き始めたシダはイノデでしょうか、茶色い鱗片が猪を連想させるのでしょう。緩やかに登って行く道はアオキの新芽が目立つ畑山の山頂にたどり着きました。目の前には横須賀の軍港、鉛色の船体を浮かべるのはアメリカ海軍の空母、ロナルド・レーガンでしょうか。
山頂で一息を入れたのち乳頭山へ向かうことにします。ここからは小さなアップダウンが続く山道です。昨日の雨に落ちたヤブツバキが道を赤く飾っていました。
やがて旧海軍要塞帯の石柱から道を左に折れると乳頭山はひと登りです。木立に覆われた山頂は横須賀方面が開けていますが視界は今一つです。
乳頭山からは東逗子に向かうことにします。道は送電鉄塔の手前で右手に降りて行くようでしたが間違って送電鉄塔の先へ下ってしまいました。小さく下った斜め十字路は一度迷ったことのあるところ、右手の道を下ると雨に荒れた沢のような道を下るようになります。
暗い杉林の中を下ると小さな沢の渡渉があります。目の前の立木には白いペンキで左森戸川林道、右馬頭観音と書かれています。右手の道は藪が深そうと思い森戸川林道へ下ることにしました。
ネットなど調べるとここから右手の道を160mほど登ると馬頭観音へと続く道とか、京急が紹介しているハイキングの案内にも点線の道として記載されていました。
ここからは中ノ沢を下る道です。雨で水嵩が増しているようで渡渉するのに辛そうなところもあります。途中には沢を巻くお助けロープが張られたところもあります。何度か渡渉を繰り返すと水が淀む大きな渕です。ここがうなぎ渕なのでしょう。
やがて沢は二子山から下ってくるハイキングコースにたどり着きました。その先にも渡渉や高巻き固定ロープなどがあります。やがて登山道は左手の沢を渡ることになります。ここは南沢、その手前の尾根は中尾根のようです。
たどり着いた森戸川林道の終点で最後の小休止です。ここからは長柄のバス停へ長い林道歩きが待っていました。