仙元山登山口9:10-仙元山9:30/35-P189m10:10/25-カンノン塚10:50-大桜12:05/35(昼食)-乳頭山13:30/35-畠山14:35/45-安針塚・塚山公園15:30/40-安針塚駅16:00
山の会の仲間との山行は三浦アルプスの南尾根です。標高200mほどの丘陵地帯を歩くハイキングコースですが三浦半島を横断するアップダウンの多いコースは思いのほか歩きごたえのあるところです。
逗子駅前からは京急バスで風早橋へ。仙元山の登山口からは総勢14人の遠足のような一団となって急な舗装道路を登って行きます。
葉山教会の脇からは照葉樹林の林の中を登る山道が始まります。木の階段をひと登りすると展望が開ける仙元山の山頂、湘南の海の先には白い雪を被る富士山、その前には箱根山や丹沢の稜線が続いていました。
仙元山からは心地良い山道歩きです。小さなコブを越えると急な下りと階段の登り、見上げるような急な階段を登って行くと森戸川の大山へと別れる分岐です。目の前には葉山の街並みが広がっていました。
ここからは展望が効かない登山道が続いています。大きな木に三浦アルプス入り口と書かれた分岐を左に折れると程なくカンノン塚にたどり着きました。小さなピークに祀られたのは三面六臂の馬頭観音像でしょうか、古い信仰の名残がこの山道にも残っているようです。
ここから大桜までは小さなアップダウンの続く山道です。小さなザックを背負ったトレランの若者が我々を追い越していきます。
途中、森戸川林道の終点から登ってくる道を合わせると程なく大桜の小さなピークです。この登山道は休憩のできる場所も少なくこの小さな広場でお昼御飯にしました。
ここから乳頭山までは明るい照葉樹の林の尾根歩きです。この時期の花はヤブツバキ、満開を過ぎたのか登山道にはたくさんの赤い花が落ちていました。展望が広がる送電鉄塔を越へ上山口への道を右に分けた登山道は北へと向きを変えます。
畠山への分岐の先をわずかに登ると暗い乳頭山の山頂です。目の前は横須賀の軍港でアメリカ海軍の航空母艦が鉛色の船体を埠頭に休めています。
畠山への道もまたアップダウンの多いところです。ここはかつての要塞地帯であったようで道端には東京湾要塞地帯標と刻まれた石柱が建っていました。
畠山の分岐を右に折れると程なく山頂です。山頂広場には三角点と馬頭観音像、まだ散り残った真っ赤なモミジが我々を出迎えてくれているようでした。広がる展望の先は横須賀の軍港、その先にはアクアラインの海ほたるや木更津の工業地帯を見付けることができるところです。
時計はまだ2時半、時間がなければ不動橋へ下って行くことも考えていましたが当初の予定通り按針塚へと下ることにします。アオキのトンネルを下り左の急坂を下ると横横道路の横須賀インターの傍にたどり着きました。
安針塚のある塚山公園へは落ち葉の遊歩道を緩やかに登って行きます。三浦按針の宝篋印塔が建つひっそりとした広場の先で最後の休憩をとったのち安針塚駅に下りました。