八王子山(白山)~ミニ昇仙峡~ 
緑が丘スポーツセンター11:12~湯村山11:43/12:17~法泉寺山下12:42/50~鳥獣センター分岐13:02~八王子山東屋~八王子山13:42/14:15~湯村温泉分岐~天狗山14:50/15:00~天狗山登山口15:17/22~塩澤寺15:50/57~緑が丘スポーツセンター16:22
甲府の千代田湖の近くにある八王子山は花崗岩と風化した白砂からミニ昇仙峡とも呼ばれています。
先月、八王子山を目指しましたが歩き始めが遅かったなど、途中で敗退したところです。今回は山の会の仲間と八王子山の山頂を目指すことにしました。
しかし、小仏トンネルで自動車の衝突事故で中央道が通行止めです。仕方なく東名道の御殿場から御坂トンネルを通って甲府に向かうことにしました。思わぬ時間がかかったことなどから登山口の緑が丘スポーツセンターにたどり着いたのは11時を過ぎていました。
湯村山登山口から舗装道路を登って行きます。今回は途中から石がゴロ付く脇道を登ることにしました。落ち葉などが積もっているところもありましたが思いのほか簡単に湯村山の山頂にたどり着くことができました。
御坂山塊の上には頭を雲に隠した富士山、見え隠れする山頂は白い雪で覆われているようです。湯村山城の土塁などを見ながら僅かに下ると復元された狼煙台、ここからは石段の登山道を登って行くことになります。
そろそろ紅葉の季節になっているようで広葉樹の稜線は黄色く色付いています。ひと登りすると法泉寺山です。山頂は踏まず巻き道を下って行きます。木の階段が付いているものの段差が大きく結構歩き難いところでした。
たどり着いた鞍部からは塩澤寺や鳥獣センターへの道が分かれていました。ここからは八王子山への登り返し、明るい雑木林の中に続く坂道を登って行きます。
途中のベンチを越えると梢の先に山頂付近の岩峰が見え隠れしています。登山道はよく整備された登りで、岩を削った石段、登山道脇にはガイドロープなども張られています。
急な岩を登ると東屋が建っています。広がる甲府の町並みの先に御坂山塊、右手には櫛形山や鳳凰山の稜線が続いていました。観音岳の隣には地蔵岳、その山頂にはオベリスクが見えています。鳳凰山や甲斐駒は初冠雪とか、山頂付近は白い雪に覆われていました。
東屋から山頂へは石段の道が続きます。ガイドロープの先には踏み跡、岩が切れ落ちた先は展望台となっているようでした。
急坂を登って行くと八王子山の山頂です。白山とも呼ばれている山で、山頂のコブの上には八王子神社の石祠が祀られています。案内板によるとここは古事記の登場する三女神、五男神の八王子をご祭神とする神社と言います。
石祠の裏に立つと甲斐駒ヶ岳、白い雪を被った八ヶ岳や茅ヶ岳の頂を見付けることができるところした。
八王子山からは大きな岩が点在する白ザレの稜線を下って行きます。右手には千代田湖へと下って行く道が分かれていました。
やがて湯村温泉へと下って行く小さな道標、分岐は木の葉に覆われ判り難いところです。しばらく下ると踏み跡もしっかりとして雑木林の中を下る道になります。
小さく登ったところが天狗山です。小さな石が積み重なるコブの上には大きな刀と石祠が祀られていました。
山頂直下には神社、その扉には「1200年の歴史・お天狗さん」の案内があります。ここは古い積石塚古墳とか、近くの石を積み上げたものでしょうがこれだけの石を積むのはなかなか大変と言うことでしょう。
天狗山からしばらく下ると天狗山登山口です。ここからは舗装道路を下り湯村温泉へと下ることにしました。
温泉街には厄除けの御利益がある塩澤寺、信玄の湯と言われる弘法湯など今もお客さんで賑わう温泉街のようです。
ここからは住宅街の中を緑が丘スポーツセンターへと戻ることにしました。たどり着いた駐車場には車の数もめっきり少なくなっていました。早い秋の日はそろそろ落ちようとするところでした。