扇山は中央線沿線のハイキングの山として人気の山です。また大月市の秀麗富嶽十二景にも選ばれた富士山の好展望台として知られています。
山の会の新年の班山行ということで、富士山の展望を楽しみながら、日だまりの山頂でお汁粉山行をすることにしました。
この数日、寒い日が続いています。鳥沢駅に着いて歩き出すと所々に雪が解け残っています。甲州街道を四方津方面に少し戻り、大月カントリークラブの看板から舗装道路をしばらく登って行くと山谷にたどり着きました。ようやく体も温まり衣類調節で10分ほど小休止です。
ここからゴルフ場方面に舗装道路を進むとと、分岐まで1時間10分(つつじ群生)の標識が立っていました。本来の梨ノ木平コースとは違う地図にない道でしたが、踏み跡はしっかりしているので、この道を登って行くことにしました。
高畑山など中央線沿線の山々と下に見える田園の雪景色を眺めながら高度を上げていきます。900m付近で一休み。そこにはたくさんのつつじが春の訪れを待っています。花の季節にはピンクの花が林の中に咲き誇るのでしょうが、今は寒々とした景色が目の前に広がっているだけです。登山道にも所々に先日降った雪が残っています。
やがて登山道は稜線から離れ沢に向かって緩やかに下って行きます。やがて登山道は鳥沢駅から登って来た道と合流。そこからは雪道になりました。ジグザグに杉林の中の道を登っていくと35分ほどで真白い山頂に着きました。
今日は山頂でお雑煮とお汁粉。それと井上さんがたててくれたお茶をいただきました。山頂に到着した時は雲に覆われていた富士山も、我々を待っていたかのように、その姿を見せてくれました。
山頂に別れをつげ、君恋温泉の看板まで下って行きます。途中から道を右に折れ山谷に向かって降って行きます。途中までは雪道、その後は所々凍りが融けてドロドロ道。滑りそうになりながら降りて山谷に着きました。
たどり着いた山谷からは舗装道路。大月カントリー方面にしばらく歩き、近道の看板から大月カントリークラブの脇を通って鳥沢駅に向いました。