パノラマ台駅10:25~展望台10:30~弥三郎岳10:50/10:55~展望台11:15/40~パノラマ台駅11:50~(麦坂道)~仙我滝駅13:05
今年の梅雨明けは早いようでそろそろ梅雨明けと言います。気温も30度を超える真夏日になる日が始まるようです。山の会の仲間との山行は昇仙峡の羅漢寺山、あまり暑くない山、気軽に登れる山として選んだ山は、山頂まではロープウェイで登ること、涼しげな渓谷歩きもできるところです。
たどり着いた昇仙峡のロープウェイ乗り場、秋は紅葉を楽しむ観光客でにぎわうところですがこの時期訪れる人は多くありません。
昇仙峡ロープウェイの仙我滝駅から標高差で300m、荒川ダムを眺めながら高度を上げると5分ほどでパノラマ台駅にたどり着きました。富士山を目の前にする浮き富士広場、八雲神社、和合権現、投げ鈴などのパワースポット満載のところです。
和合権現のご神体はまさに男のシンボル、現地の案内板によると富士山の強い気(龍脈)を受けているため、ご神木には富士山の強力なパワーが宿っていると言います。
パノラマ台からは緩やかに稜線を登って行きます。展望が開けると五丈岩を頭にのせた金峰山、その手前は曲岳から黒富士の稜線です。
美しい自然を守ろうと書かれた標柱が建つ展望台からは南アルプスの稜線が見えていました。地蔵岩のオベリスク、それから続く稜線には北岳も見付けることができます。
アカマツの林の中を登って行くと木の階段、岩の稜線の登って行くと弥三郎岳への登りです。大きな松の木をくぐりながら岩に付けられた石段を登って行くと三角点のある山頂にたどり着きました。
弥三郎岳は白い風化した花崗岩の岩山、展望が開ける山頂からは南アルプスの山々が一望できます。観光客もたくさん登ってくるようで、山頂の三角点にはたくさんのお賽銭が置かれていました。
帰りは往路をたどりパノラマ台へ、予定では白砂山に立ち寄って行こうと思っていましたが気温がかなり高くなっているのか足取りはあまりよくありません。途中、展望台のベンチで早い昼食ののちパノラマ台から麦坂道を下って仙我滝へと下ることにしました。
パノラマ台の八雲神社は地元の猪狩村の氏神で金桜神社の古い参道の要所であったところと言います。
登山道は麦坂道を下って行きます。暗い樹林帯の中をジグザグに下って行く道にはMTBのコースが付けられていると言います。カーブにはSlowDownの看板が付いていますが轍の跡もなく走る人は少ないようです。
ジグザグを切りながら下る道は沢に下ると程なく仙娥滝のロープウェイ駅前にたどり着きました。
登るときには少なかった駐車場もこの時間は満車です。気温はすでに30度を超えているようです。ひとまず県営の駐車場に戻り昇仙峡の遊歩道を散策することにしました。
荒川沿いの舗装道路を下って行くと羅漢寺橋、橋の先には曹洞宗のお寺が羅漢寺が祀られています。ここには五百羅漢が祀られていますが参拝はできないようです。現地の羅漢寺山の縁起によるとかつての羅漢寺は羅漢寺山の中腹にありました。羅漢峰と呼ばれる峰々は頂上に天狗与三郎権現を祀り原始的山岳信仰と仏教の密教的要素が混じりあった修験道の世界として有名になっていたと紹介されていました。
ここから荒川沿いに遊歩道がありますが荒れているようで軽装での散策は禁止とか、道には倒木もあるのでおとなしく戻ることにしました。
観光地として有名な昇仙峡にも白砂山から弥三郎岳をめぐるかつての御嶽参道のハイキングコースがあるようです。秋の紅葉の時期、観光客の喧騒から離れた静かな山歩きが期待できそうなコースのようです。
GPSLogは設定不良などで一部欠測しています