金時山~富士山を目の前にする頂~ 


標高
金時山 1,212.4m
山域
箱根
登山日
2024年5月24日(金)、晴れ、22℃
歩程
行動時間 5:25、歩行時間 4:10
歩行距離
4.8km
標高差
475m
累積標高差
+650m、-650m
登山口
公時神社登山口mapon
交通機関
 自家用車・金時ゴルフ練習所
登山コース
公時神社登山口~金時山(往復)
コースmap
金時山(GoogleEarthで作成)

 

 コースタイム


公時神社登山口10:00~矢倉沢峠分岐11:45/12:00~1118m付近12:25/35~金時山12:55/13:35~矢倉沢峠分岐14:00/14:10~はこね金太郎ライン14:55~公時神社登山口15:25

 

 公時神社登山口~金時山


たどり着いた公時神社登山口の無料駐車場は満車、近くの金時ゴルフ練習場の駐車場に車を停め山頂を目指すことにしました。

登山口に公衆トイレ
公時神社の登山口
登山口に案内板
公時神社の社務所

公時神社の拝殿脇から杉林の山道が始まります。しばらく登ると金時のてまり石、はこね金太郎ラインを超えると金時の宿り石があります。金太郎が母の山姥と生活していた場所と伝えられているところです。

公時神社の拝殿
樹林帯の中の登り
金時のてまり石
はこね金太郎ラインを渡り

暗い杉林に中をたどる道は木の根や木の階段など、視界の効かない急な登りにはたくさんのハイカーが歩いています。5月というのにすでに夏日が始まったようで、湿度も高く額からは汗も噴出してきます。

金時神社奥ノ院入口
金時の宿り石
樹林帯の急な登り
階段の急な登り

ジグザグを繰り返しながら樹林帯を登って行くと雑木林の斜面を登るようになります。登山道にはツクバネウツギの白い花が落ちています。ヤマツツジの朱色の花も咲いていました。やがて矢倉沢から登ってくる道を合わせる分岐、金時山への最短ルートということで、金時見晴パーキングから登ってくる人も多いようです。

道標によると山頂までは20分とか、近くの若者も「20分で山頂へ登るのは無理・・」と言っていました。道標には明神ヶ岳まで110分とか、この周辺の道標のコースタイムは少し厳しい設定のようです。

矢倉沢から登ってくる道を合わせ
広葉樹林の中の階段の道
視界が開けると大湧谷の上に箱根山
木の階段の急な登り

木の階段が続く広葉樹林の尾根道は思いのほか急な登りです。視界が開けると仙石原の上に白い噴煙を上げる大湧谷、その上には冠ヶ岳や神山が見えていました。

山頂直下は露岩の急坂、岩っぽい登りにひと汗を流すと展望が広がる山頂にたどり着きました。天下の秀峰金時山の大きな標柱の先には途中に雲を纏う富士山、芦ノ湖をめぐるように三国山、丸岳、乙女峠などの外輪山が続いていました。

山頂直下の岩っぽい登り
金時山の山頂
金時茶屋
山頂に古い祠

かつては猪鼻岳と呼ばれていた山頂には猪鼻神社の古い石祠、金時茶屋と金太郎茶屋があります。金時茶屋でうどんでもと思いましたが、平日で食材が少なかったのかすでに売り切れとか、思いのほか多くのハイカーが登ってきたのでしょう。最近のインバウンドを反映して海外のハイカーも目立つようでした。

山頂にはたくさんのハイカー
金太郎茶屋の前に三角点

岩っぽい山頂はかつての火山の痕跡が残るところ、金時山は50万年前に活動を始めた古期外輪山と呼ばれる古い火山です。25万年から18万年前には火山の中央部が陥没し大きなカルデラを生成しました。このとき取り残されたのが現在の金時山です。そののち13万年前には中央火口丘として箱根山などの噴出が行われたと言います。

 

 金時山~公時神社登山口


下山は往路をたどることにします。汗を流しながら登った急坂も下りでは楽なもの、ほどなく矢倉沢への分岐にたどり着きました。

往路を戻ることにします
雑木林の中の急な下り
岩場の下り
公時神社の駐車場にたどり着きました

ここからは樹林帯の下りになります。途中には数十人の保育園の子供が先生に手を引かれながら下っています。山頂へと登る途中でも出会いましたがなかなか大変なようです。

気を付けながら下っていたものの石に躓いて転んでしまいました。はこね金太郎ラインからは舗装道路をたどり公時神社へと戻ることにしました。

 

 大洞山・立山に咲く花


金時山へと登る広葉樹の登山道にはツクバネウツギや山ツツジが咲いていました。

金時山にはサンショウバラも咲いていますが矢倉沢分岐の下のようで見付けることはできませんでした。

 

 コース GPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

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