湯河原駅9:35~城願寺9:45/10:00~浅間神社入口10:25/35~403m付近11:25/40~城山12:15/13:20~城山入口13:45~奥湯河原入口バス停14:40
計画では十国峠から来宮駅へと下る軽いハイキングを予定していました。しかし朝まで吹いていた激しい風で十国峠への道は通行止めとか、復旧の目当ては立っていないようです。仕方なく白金山の山行は諦め、近くの湯河原の城山に登ることとしました。
すでに梅の時期は終わっているようで、湯河原駅には幕山を目指すハイカーは見当たりません。道標を頼りに東海道線のガードをくぐると舗装道路の急な登りが始まります。
ひと登りすると城願寺です。ここは土肥氏の菩提寺、土肥氏は石橋山の戦いで敗れた源頼朝に付き従った7騎落ちの一人、大河ドラマ鎌倉殿の13人にも登場しています。境内には樹齢800年と言うビャクシンの大木、オオカンザクラの薄桃色の花が満開を迎えようとしていました。
まっすぐに登って行く急な登り、途中には無人販売店もありますがすでにみかんの時期は過ぎているようで品物揃えは多くありません。振り返ると目の前に相模湾の長い海岸線が広がっていました。
浅間神社近くの道端で一息を入れたのち再び舗装道路を登って行きます。ジグザグな登り道は城堀林道と呼ばれているところ、途中にはかぶと石や立石の案内板があります。案内板に書かれていた鎌倉幕府開運街道は源頼朝がたどった道と言います。
幾つかジグザグを繰り返すとピクニックランド、ここからは舗装道路を離れ明るい尾根道を登るようになります。3月も末になりますが木々の芽吹きはまだ始まっていません。最近の気温低下が芽吹きにも影響を与えているのでしょう。
土肥城の跡と言いますが登山道周辺に目立った遺構は残っていません。山頂が主郭、それを取り巻くように腰曲輪があるようですがその痕跡は薄いようでした。
たどり着いた山頂には土肥城址と記された大きな石碑、広く開けた山頂からは広い展望を楽しむことができます。
目の前には幕山とその後ろに星ヶ山から白銀山の稜線、幕山の裾野には梅林が広がっていますがすでに花の時期は終わっているようです。青い相模湾には大島や式根島、伊豆半島の上には天城の山々も見付けることができます。霞む三浦半島、その先には房総の山々が見え隠れしていました。
山頂は十国峠付近から吹き降ろす強い風が通り抜けるところです。気温はそれほど下がっていませんが春の芽吹きには少し早いようです。
東屋の傍で風をよけながらお弁当です。空は晴れているものの強い風に乗って風花が落ちてきます。スマホで確認すると強い雨が近づいているとか。久しぶりに雨具を取り出すことにしました。
下山は城山入口に下るコース、御所神社へと下るコースがあります。比較的短い城山入口へ下ることにしました。
ジグザグに雑木林の中を下る道はかなりの急坂、枯葉も積もっていてあまり人が通っていないようです。幸い雨も熱海方面に抜けて行ったようです。
コロゴロとした石がうるさい沢沿いの道を下って行くと城山入口のバス停にたどり着きました。
ここは湯河原と箱根港を結ぶ大観山線、この路線のバスは4年ほど前に季節運行(時刻表では運休)となったようです。このためもあってこのコースを歩く人は少なくなったのでしょう。
時々車が走り抜ける道は奥湯河原と箱根山タウンパークの大観山展望台を結ぶ椿ラインと呼ばれるところです。道に沿って今を盛りにヤブツバキが咲いていました。珍しい白い椿、八重のツバキも見付けることができます。
咲き乱れるツバキを眺めながら舗装道路を歩くこと1時間分ほど、奥湯河原入口のバス停からバスで湯河原駅に戻りました。