金時神社9:55-矢倉沢峠分岐11:00/10-金時山11:20/12:00-長尾山山頂12:45-乙女峠13:05/55-金時神社14:45
金時神社近くに無料の駐車スペースがありますがすでに満車、金時ゴルフ練習場の駐車場に車を停めました。
金時神社の鳥居からは暗い杉林の中のハイキングコースが始まります。早いものですでに山頂から下ってくるハイカーも何人か。
矢倉沢峠へと登って行く林道を越えると大きな金時の宿り岩があります。ここからは傾斜を増し始めた登りが続いています。
ジグザグを繰り返すと視界が開け目の前に仙石原、その上には噴火のニュースですっかり有名になった大湧谷が真っ白な噴煙を上げています。9月に噴火警戒レベルが2に変更されロープウィの一部は運行が再開されたと言いますが大湧谷周辺は立入禁止、まだまだ白い噴煙の量も多いようです。
矢倉沢峠から登ってくる道を右から合わせると山頂へ続く尾根道になります。ここからは紅葉が進みはじめた明るい稜線を登って行きます。やがて小さな岩場が現れると風に乗って山頂の喧騒が聞こえてきます。
金時茶屋、金太郎茶屋が店を出す山頂はたくさんの人で溢れています。御殿場の街並みの先にはわずかに雲を被った富士山、その右裾には南アルプスの北岳や甲斐駒の頂を見付けることができます。
ゴルフ場が点在する仙石原の先には芦ノ湖、大湧谷に左には箱根ターンパークが走る白銀山の稜線が青いシルエットとなっていました。
山頂で軽く食事をしたのち乙女峠へ向かうことにします。紅葉が始まった雑木林く中の下りは思いのほか急な下りです。固定ロープや根元が緩んだ小さな鎖場もありました。
長尾山の登り返しにひと喘ぎすると登山道の通過点のような山頂です。ここから小さく下ると乙女峠にたどり着きました。かつてあった乙女茶屋はすでに廃屋となり、木立に覆われた展望台のからはわずかに富士山が見えていました。
ここからは丸山、長尾峠への縦走路が始まりますが体調は今一つ、今日はあえなく金時神社に戻ることにしました。
雑木林の中を下る道は石ころが多く歩きにくいところです。やがて車の音が近づいてくると右手に乙女峠から下ってくる国道、登山道は国道から離れ暗い杉林の中を下って行きます。ここもまた木の根がうるさく歩きにくい下りでした。
たどり着いた乙女峠の登山口にはお地蔵さんが祀られています。ここからは車の行き来が激しい国道の傍を金時神社までの車道歩きです。