湯河原駅9:00~千歳橋9:15/20~見返り地蔵9:50~ウルシガ窪第一配水池10:15/25~七尾峠10:45~533m付近10:20/25~岩戸山12:00/13:05~東光寺13:45~十国峠(日金山)14:05~石仏の道分岐14:25/35~石仏の道登り口15:10/15~来宮駅16:00
山の会の仲間と岩戸山でお雑煮、お汁粉山行です。月曜日は関東の南岸を低気圧が通過、都心でも10cmを越える雪が降ったようです。昨日は気温も10度を超ましたがまだ箱根の山では雪が残っているようです。
待ち合わせの湯河原駅は平日とあって閑散としています。青空は出ていますが気温は2度くらいでしょうか、かなり冷え込んでいます。
駅前からは湯河原市街を通り千歳橋へ、ここから岩戸山に向かってのハイキングコースが始まります。緩やかに登って行く舗装道路の左手にはみかん畑が広がっています。もう最盛期は終わり始めているようで畑の中に落ちたみかんも残っていました。
木立の先には青空の下に南郷山から幕山の稜線が続いています。箱根から吹き降ろす風が雪をもたらすのかその山肌には白い雪が張り付いているようでした。
しばらく登ると赤い涎掛けをかけた見返り地蔵です。その先は照葉樹の山道になります。あまり人が入っていないようで落ち葉が積もった山道には倒木も横たわっていました。
さらに登るとウルシガ窪第一配水池にたどり着きました。フェンスが張れらた分岐は判りにくいところ、木立に付けられた赤いテープに従い右手の道を登って行きます。地形図にあった北斜面を巻く道は廃道となっていました。
七尾峠は赤い屋根のペンションが建つところです。この付近は大手企業の保養施設が点在するところで伊藤忠やニトリ、IBMなど、かつては日本航空の保養施設があったと言いますが今はその持ち主も変わっているようです。
舗装道路を登って行くと車止めのゲートです。送電鉄塔手前の石段を登ると再び山道が始まります。標高は500mを越えたようで白い雪が融け残っています。しばらく雑木林の尾根道を登って行くと岩戸山の直下にたどり着きました。
沼津アルプスで見かけたような私製の道標は岩戸山の略図、右手の道は岩戸観音へと続く道と言います。地形図にあった山頂を巻きながら来宮に下って行く道は廃道になっているようです。
ジグザグを切りながら急坂を登って行くとベンチが置かれた岩戸山の山頂です。目の前には天城山や大室山など伊豆の山々、その左に浮かぶ大島の三原山も白い雪が張り付いているようでした。
山頂では背負ってきたお雑煮とお汁粉です。気温はかなり低いようで寒冷地用のガスカートリッジでもなかなか温度が上がりません。ホッカイロでカートリッジを温めてみましたが効果は今一つです。
お雑煮とお汁粉でお餅2枚づつ、鍋が一つだったこともあり1時間近くかかってしまいました。
岩戸山からは東光寺へ向かうことにします。昨日、一度溶けかかった雪が凍ったようですがアイゼンを付けるほどではありません。
緩やかにたどる登山道は石仏の道の分岐にたどり着きます。ここからは東光寺の参詣道であったようで道端には丁目石の石仏が建っています。
道端に祀られた未代上人の宝篋印塔は江戸時代の古いものとか、未代上人は平安時代の僧侶で富士山の山頂に大日寺を建立、富士上人とも呼ばれ富士山信と仰深く関わる人物と言います。
しばらく進むと東光寺です。広い駐車場は雪に覆われこの時期訪れる人はいないようです。たくさんの石仏や五輪塔などが祀られた境内の奥には日金山の扁額が掲げられた本堂が建っていました。
凍り付いた舗装道路を登って行くと広い日金山霊園です。その脇の舗装道路を登って行くと草原に覆われた日金山です。
ここは北西から強い風が吹き抜けるところです。十国峠のケーブルカー駅の先には頭を雲に隠した富士山がそびえていました。
山頂からは姫の沢公園に立ち寄らず石仏の道を下ることにします。青い伊豆の海と白い雪、冬枯れの尾根道、この組み合わせは箱根の冬山のハイライトの一つなのでしょう。
しばらく下ると雪は消え石仏の道登り口にたどり着きました。さらに10丁目の石仏から落ち葉に覆われた里道を下った行きます。その先来宮駅までは温泉街の中を下る長い舗装道路歩きが待っていました。