鎌倉アルプスから獅子舞谷~新年の初山行~ 
北鎌倉駅9:36~勝上嶽10:01/05~十王岩10:37~大丸山11:10~獅子舞谷分岐11:25~永福寺跡12:00~鎌倉宮12:07~鶴岡天満宮12:26~鎌倉駅12:38
冬も暖かい鎌倉、鎌倉アルプスから獅子舞谷に今が盛りの紅葉のハイキングです。このコースは数日前に歩いた天園から北鎌倉駅への逆コースです。
歩き始めると円覚寺、山門前にはモミジが真っ赤に色付いています。修学旅行の学生でしょうか、たくさんの学生が山門から出てきました。明月院谷のモミジはすでに最盛期を過ぎているようで、小さな流れには枯れた葉が落ちていました。
道標に導かれながら道を右に折れると急な登り、もう営業はしていないようですが桐慕茶屋からは山道が始まります。雑木林の中道をわずかに登ると今泉台団地への分岐、さらにひと登りするとベンチがある勝上嶽の山頂です。
目の前には鎌倉の町並み、白い雪を頭にのせた富士山がそびえていました。
ここからは天園の尾根道をたどる整備されたハイキングコースです。左手の岩の上は「かながわの景勝50選」に選ばれた十王岩です。十王とは閻魔王など冥界の仏ですがここに祀られているのは3体だけでしょうか。
雑木林の中をたどる整備されたコースは覚園寺への分岐や小さな岩場などを越え今泉台と覚園寺の分岐にたどり着きます。
左手は今泉台団地への道で大船駅行きのバスもあるようです。ここから登ってきたのでしょう、老齢のパーティがガイドブックを眺めながら行く先を探していました。
やがて小さな岩場を小さく登ると大平山の展望台です。目の前は鎌倉カントリーのクラブハウスです。その先には大楠山などが見えるはずですが空気が濁っているのか見付けることができませんでした。
天園茶屋が建っていた六国峠の先には小さな岩場、ここからは富士山が見えていた記憶がありましたが木の伸びすぎているのか見付けることができませんでした。
獅子舞谷の分岐からは雑木林の中をジグザグに下って行きます。
しし岩を過ぎると谷を真っ赤に染める紅葉、登山道の真ん中にあった大イチョウはすでに黄色い葉を落とし銀杏の匂いが辺りに漂っています。獅子舞谷はこの数日が紅葉の最盛期なのでしょう、艶やかに彩られた景色をカメラに収めようと一眼レフを抱える人も何人か。
緩やかに谷を下るとシダなどに覆われる凝灰岩の地層、住宅地の中をわずかに下ると永福寺跡です。源頼朝が奥州平定で亡くなった人たちの鎮魂のため建立されたとされ、二階堂・薬師堂・阿弥陀堂の基壇や浄土庭園が再現されていました。園内の紅葉は今が真っ盛り、たくさんの観光客が園内を散策していました。
住宅地の中を歩くと鎌倉宮、さらに観光客と一緒に歩いて行くと鶴岡八幡宮です。平日にもかかわらずたくさんの観光客で賑わっています。
海外からのお客さんや若者もかなり多いようで、小町通りは歩くのも大変といったところでした。秋の遅い鎌倉も今週は寒さがやってくるようです。山を真っ赤に染めていた紅葉もこの数日が最後になるのでしょう。