金沢文庫駅11:15-(0:20)-能見堂跡11:35-(0:55)-金沢自然園12:30-(0:45)-大丸山13:15/25-(0:55)-大平山14:20-(0:20)-今泉台分岐14:40-(0:40)-福原バス停15:20
横浜金沢シティガイド協会が紹介するおすすめコースに六国峠コースがあります。金沢文庫と鎌倉の天園を結ぶハイキングコースです。
天園は伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総の六ヵ国を眺望できることから六国峠とも呼ばれています。
金沢文庫駅の駅前からハイキングコースが始まります。案内板に導かれながら市街地を進むと谷津の庚申塚があります。登山口はその先、急な石段を登ると雑木林の中を緩やかに登って行くハイキングコースが続いています。
たどり着いた広場は能見堂跡です。寛文年間、芝増上寺の末寺として建てられた地蔵院跡で、心越禅師が金沢八ヵ所の勝景を漢詩に詠んだ金沢八景のひとつです。能見の語源は「能(よ)く見える場所」から名付けられたとか、近くに紹介されていた明治時代の写真では平潟湾や瀬戸神社などが一望できるようです。
歌川広重らがこれを題材に浮世絵を描いたことによって能見堂は広く知られるようになったと言います。広場には金沢八景根元地の石柱とともに古い石碑が幾つか残っていました。
横横道路を越えると能見台への分岐、ここを左に折れると釜利谷JCTの駐車場です。この付近は釜利谷JCTや金沢自然公園が入り組み判りにくいところです。
自然公園入り口近くの道標からシダの谷に下りましたが急な階段の上り下りをしなくとも横横道路の側のハイキングコース向かう道があるようです。
横横道路の下をくぐると金沢市民の森の湿原を歩くようになります。大きなカメラを抱えたバードウォッチングの一団がシャッターチャンスを窺っていました。
急な階段を登ると程なく大丸山の山頂にたどり着きます。広い山頂からは目の前に金沢八景、その先に霞む房総の稜線は富山の双耳峰でしょうか。
ここからは天園へと向かう道が続いています。良く踏まれた道は行き交う人の数も多くなってきました。
たどり着いた天園には天園峠の茶屋があります。この近くが大平山の山頂とか。標高159.4mの山頂は横浜市の最高点と言います。
ここからはたくさんのハイカーが行き来する天園ハイキングコースです。右に向かう道は建長寺方面に向かう道、左に向かう道は鎌倉宮や瑞泉寺へと向かう道です。
我々は良く踏まれた道を右に、人気のコースということもあり行き来する人も多いところです。途中の今泉台分岐から道を右折れ北鎌倉駅に下ることにしました。
しかし今泉台の市街地は道が判りにくいところです。途中道を間違い今泉に下ってしまいました。やはり道が入り組む里山は道迷いしそうなところでした。
金沢文庫から六国峠へと続くハイキングコースは緑に包まれています。良く踏まれた道にはオニタビラコやオオジシバリなど春の花々が咲いています。オカタツナミソウの紫色の花が目につきました。