鎌倉駅8:45~法華堂跡9:15/20~鎌倉宮9:25/35~永福寺跡9:40~(獅子舞谷)~天園茶屋跡10:50/11:45~(番場ヶ谷)~十二所神社13:45
山の会の仲間との山行は鎌倉の紅葉ハイクです。遅くまで紅葉が残る鎌倉は紅葉が始まったところ、暖かい日が続いていたこともあり今年の紅葉は1週間ほど遅れているようです。
鎌倉駅の駅前から小町通りへ、気温が少し低くなっているためか観光客は多くないようです。今年の大河ドラマ鎌倉殿の13人でお馴染みの鶴岡八幡宮、源平池のもみじは真っ赤に色付いていました。
住宅地の中をたどり鎌倉宮へ、さらにしばらく歩くと獅子舞谷の入り口です。ここは黄色いイチョウの絨毯と真っ赤なもみじ、鎌倉随一の紅葉の名所として知られたところです。鎌倉タイムスによると山頂下の獅子巌にちなんで二階堂の獅子舞峯で言われていたことから獅子舞と名付けられたされています。
しばらく登るとイチョウの大木と赤く色付いたもみじ、まだ緑と赤のグラデーションのもみじも多いようで獅子舞谷の紅葉は来週まで見頃が続くようです。
天園側からは紅葉を目当てに訪れたたくさんのハイカーが下って行きます。来週、このハイキングコースはたくさんの人で渋滞することになるのでしょう。
ひと登りすると天園峠です。左の小さな岩場を登って行くと展望が開けた岩の上、目の前は鎌倉の市街、その先には駿河湾を挟んで丹沢や箱根の山々がそびえています。左に目を移すと伊豆の天城山、さらにその左には大きな伊豆大島が浮かんでいました。
たどり着いた天園茶屋跡は横浜市の最高峰と言う広場です。まだ少し早いようですがここでお昼ご飯です。
天園には天園茶屋と天園休憩所がありました。天園茶屋は数年前に取り壊しとなりましたが、天園休憩所は大正時代から営業しているという古い茶店です。近くには東郷平八郎元帥が名付けたとされる天園の石碑もあるところです。
天園茶屋跡からは番屋ヶ谷に下ることにします。天園休憩所から僅かに歩くと番屋ヶ谷の入り口、台風で荒れているようで沢の源頭は滑りやすく気を抜けないところです。
途中で出会った初老の男性は十二所神社から登ってきたようで道はかなり荒れているとか、ここは一般道ではないと心配してくれていましたが気楽に沢を下るとちょっと危なげなところでしょう。
木の根をたよりに沢を下ると沢床を歩くようになります。目を上げると真っ赤なモミジ、まだ緑の葉も多くこの沢の紅葉はまだ1週間以上先のようです。
小さな渡渉、倒木をくぐりながらなら沢を下って行くと瑞泉寺へのハイキングコースから下ってくる道を合わせます。細い丸木橋がありますが今にも朽ちそうで沢に下りて登り返すのが良さそうです。
固定ロープが張られた細い道、小さな渡渉を繰り返すと小さな滑沢です。滑りやすいそうな岩ですが固定ロープを頼りに下ることもできます。この周辺はもみじヶ渕と呼ばれるところでこれを目当てに十二所神社から登って来る人もいるようです。
しばらく歩くと住宅地、県道わきの十二所神社でゆっくり休憩を取ったのち金沢八景行きのバスで帰宅することにしました。