北鎌倉駅10:00-0h30m-葛原岡神社10:30/35-0h20m-源氏山10:55/11:00-0h50m-鎌倉大仏11:50/55、長谷寺12:10/13:00-0h05m-長谷駅13:05
観光客で賑わう鎌倉の街には天園コースや祇園山コースなど古い歴史をめぐるハイキングコースが開かれています。
大仏コースもそのようなハイキングコースの一つで北鎌倉駅から源氏山をたどり鎌倉大仏、長谷寺へと続く明るい散策コースです。
たくさんの観光光客と一緒に降りた北鎌倉の駅から浄智寺へ向かいます。北鎌倉駅は天園コースの下車駅と言うこともあり多くの人は建長寺方面に向かうようです。
浄智寺入口の道標に導かれ右に曲がると古い山門へ続く参道です。左手の舗装道路をしばらく進むと山道が始まります。付近一帯は遅い紅葉に包まれ、青空に下に黄色い銀杏、少し枯れかけているもののモモジの紅葉も残っています。
たどり着いた広場は源氏山公園です。右手には日野俊基を祀る葛原岡神社があります。日野俊基は後醍醐天皇の側近で、鎌倉幕府倒幕の中心人物の一人。討幕計画が露見した元弘の変で捕えられこの地で斬首されたと言います。境内には日野俊基終焉の地の石碑や歌碑、苔むした墓などもありました。
源氏山公園の広場には源頼朝の石像が建っています。ここは後三年ノ役で奥州に向かう八幡太郎義家が源氏の白旗を立て戦勝を祈願したところ。旗立て山の名も残っているようです。
遊歩道の先から石段を登ると源氏山の山頂です。桜などの木々に覆われた山頂には古い石祠がありますが展望は今一つでした。
源氏山から寿福寺へと下る急坂は化粧坂と呼ばれる鎌倉七切り通しの一つです。新田義貞の鎌倉攻めの激戦地で、苔むした岩混じりの道には往時の歴史が刻まれているようでした。
源氏山からは鎌倉大仏へと向かうことにします。よく整備されたハイキングコースは多少アップダウンがあるものの歩きやすい道です。
大仏切り通しへの道を右に分け階段を下って行くと鎌倉大仏です。高徳院の扁額を掲げる山門をくぐった広い境内はたくさんの観光客で賑わっていました。
急な石段を登った長谷寺は板東三十三観音霊場に一つです。境内をめぐる眺望散策路からは白い波が打ち寄せる鎌倉の海岸線が見えていました。