南町稲荷社 
寺社の種類:神社
創建の時期:-
御祭神:-
本殿の形式:-
所在地:神奈川県藤沢市宮前373-5
訪問日:2022年2月9日
藤沢市村岡にある稲荷神社です。境内には由緒書きなどもなく創建時期などは判りません。
稲荷神社の前にはたくさんの五輪塔、宝篋印塔や石仏が祀れれていました。
お堂の中に、暦応四年(一三四一年)をはじめ五輪塔が三〇基、宝篋印塔が七基(年号無)、延慶二年(一三〇九年)から応永一六年(一四〇九年)の板碑が四碁あります。
これらは、昭和四六年一月、長崎山の竹林(通称お諏訪の森(下))の中段を区画整理した時に、「やぐら(中世の横穴墳墓・供養所)」が発見され、その中から出土したものです。発見時、板碑の梵字には漆が塗られており、金粉がキラキラしていました。(このやぐらは、鎌倉時代末期から室町時代の前期に作られたと考えられています)
また、笠松龍灯大権現の碑があります。柏尾川(通称ザアザア)の北側にある龍灯山の上で、平安中期、陰陽師・安倍晴明が雨乞い祭祀を行ったといわれています。むかし、水田は天水(雨水)に頼っており、雨乞いは明治の頃まで行われていました。
その後、昭和五~八年に灌漑揚排水工事が完成し、昭和三六年に神戸製鋼、翌三七年には武田薬品工場が進出し、地域の姿は一変しました。
他にも、寛政二年(一七九〇年)の庚申供養塔や延宝八年(一六八一年)の帝釈天王像があります。お地蔵さんは、元は個人宅裏のやぐら内にありましたが、明治中期、堂坂の切り通しの頂きに「いぼ地蔵」として祀られていました。
二〇一〇年(平成二三年)四月 村岡郷土史研究会
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