太鼓谷稲成神社 
島根県鹿足郡津和野町にある神社であす。津和野おいなりさんと呼ばれています。全国で唯一「稲成」と表記する稲荷社です。
安永2年(1773年)津和野藩7代藩主亀井矩貞が京都の伏見稲荷大社から勧請を受け、津和野城の鬼門に当たる太皷谷の峰に社を創建したのが始まりとされています。
伏見稲荷大社、笠間稲荷神社、竹駒神社、祐徳稲荷神社とともに日本五大稲荷の一つに数えられています。
御祭神 宇迦御魂神(うがのみたまのかみ)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、二神共女神
本社は霊峰青野山を東に仰ぎ、太鼓谷の聖地を神域と定め安永二年五月十五日、石州津和野七代城主亀井矩真公が三本松城の安穏鎮護と住民の福社多幸を祈願される為、城山の聖地太鼓谷の峰に勧請せられ爾来、幾星霜の間歴代城主の崇敬厚く、衣食住の大祖神、開運厄除・産業発展・ 徳円満の守護神として崇敬せられ就中、願望成就・商売繁昌・盗難・紛失物の手戻り等の霊験は衆人の普く知る処であって愈々顕著である。
廃藩後一般衆庶の崇敬に移されてより参拝者は四季を問ず社頭は常に殷賑を極めて居る。
近時参拝者の激増に鑑み社殿の改築のため一億七千万円の浄財を持って七星霜の歳月を費やし宏壮華麗な社殿の建立を見たのである。(昭和四十四年竣工)
表参道に林立する約一、〇〇〇本の朱の鳥居は八割が願望成就の奉納であって二割が将来への立願のしるしである。 現在賽客数は年間一〇〇万人を数え西中国の一大霊場であり、日本五大稲荷の一社であることも宏大無辺なる御神徳の賜である。
因に大正十三年北白川宮大妃殿下御参拝になり後御神宝の御寄進あり境内に宝物殿を設置し次いで養老文庫・茶席半峰亭・儀式殿・結婚式場・披露宴会場(三百名収容) 参集殿等設けられている。現在別表神社(旧官国弊社並)に列せられている。猶、全国稲荷の社寺に於ては、神道の伏見稲荷系統と仏教の豊川稲荷系統とに大別され、神道では稲荷・稲生・稲成に分ち、稲荷は三万有余、稲生は二十二社、稲成は当社一社のみである。
日本五大稲荷・御鎮座地
伏見稲荷大社 京都市伏見区
祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市
笠間稲荷神社 茨城県笠間市
竹駒神社 宮城県岩沼市
太鼓谷稲成神社 島根県津和野町
太鼓谷稲成神社 祭事曆
元 日 歳旦祭
二月節分の日 節分祭
二月初午の日 初午祭
旧暦初午の日 旧初午祭(新年祭・御分重祭)
五月十五日 春季大祭
六月三十日 夏越大祓式
十一月十五日 例祭・御神幸祭
十一月十六日 秋季大祭
十一月二十三日 新嘗祭(農産物品評会)
十二月八日 火焚祭
十二月三十一日 大祓式
十二月三十一日 除夜祭
每月一日・十五日 月次祭
祈願祭
五穀豊穣・家内安全・商売繁昌・交通安全・事業繁栄・企業安全・海上安全・大漁豊漁・学業成就・病気平癒・厄除星祭・健康長寿・開運・良縁・安産・就職・その他・
出張祭典(稲成祭・地鎮祭・起工式他)
関連記録・コース古事記、日本書記に登場する神です。須佐之男命と神大市比売の子です。農耕の神、商工業の神、商売繁盛の神としても信仰されていて全国の稲荷神社で祀られています。
古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。
黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。
日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。
高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。