島根県鹿足郡津和野町にある神社であす。津和野おいなりさんと呼ばれています。全国で唯一「稲成」と表記する稲荷社です。
安永2年(1773年)津和野藩7代藩主亀井矩貞が京都の伏見稲荷大社から勧請を受け、津和野城の鬼門に当たる太皷谷の峰に社を創建したのが始まりとされています。
伏見稲荷大社、笠間稲荷神社、竹駒神社、祐徳稲荷神社とともに日本五大稲荷の一つに数えられています。
古事記、日本書記に登場する神です。須佐之男命と神大市比売の子です。農耕の神、商工業の神、商売繁盛の神としても信仰されていて全国の稲荷神社で祀られています。
古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。
黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。
日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。
高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。