笠間稲荷は伏見稲荷大社とともに日本三大稲荷に数えられる神社です。初詣には毎年80万人の参拝客が訪れる茨城県で最も参拝者数が多い神社です。また笠間の菊祭りで知られる神社で日本で最も古い菊祭りと言われています。
ご祭神は宇迦之御魂命で農業、工業、商業、水産などあらゆる殖産興業の守り神とされています。かつてこの地には胡桃の密林があり稲荷神社が祀られていたことから胡桃下稲荷とも呼ばれていました。
土産物屋が軒を並べる参道の先には萬世泰平門と呼ばれる楼門があります。重層入母屋造の門は昭和36年尾建物です。楼門をくぐると拝殿、朱塗りの建物は昭和35年に再建された建物です。
笠間稲荷の名物は稲荷寿司、お店屋さんによって胡桃下稲荷に因んで胡桃を入れるなど独自の工夫がされているようですが手打ちそばを使った蕎麦稲荷です。最近は持ち帰り専門のお店屋さんが増えたようでした。
古事記、日本書記に登場する神です。須佐之男命と神大市比売の子です。農耕の神、商工業の神、商売繁盛の神としても信仰されていて全国の稲荷神社で祀られています。
日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。
高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。