伏見稲荷大社 


 寺社の種類:式内社・二十二社・官幣大社
 創建の時期:和銅年間(708~715年)
 主祭神:稲荷大神(宇迦之御魂大神ほか4柱の総称)
 社殿の様式:流造
 所在地:京都府京都市伏見区深草藪之内町68
 訪問日:2008年4月30日

 

伏見稲荷神社は全国4万社と言われる稲荷神社の総本社です。和銅年間に、伊侶巨秦公が勅命を受けて伊奈利山(稲荷山)の三つの峯にそれぞれの神を祀ったことに始まる秦氏ゆかりの神社です。

朱塗りの楼門
楼門をくぐると外拝殿
階段の上に拝殿がそびえます
しめ縄が張られた大きな拝殿
狐は神の使い
千本鳥居

奥宮遙拝所へは赤いトンネルのような千本鳥居をくぐって行きます。個人や企業など色々な人が鳥居を寄進していました。

奥宮遙拝所からも赤い鳥居の道が続いています。途中には神宝神社、ここからさらに山頂への道が続いていました。

林の中に神宝神社
山頂へ参道が続いています

ここから三辻へ戻り、裏参道を下ることにしました。裏参道にもたくさんの社が祀られていました。まさに社の団地と言ったところです。

裏参道に祀られた社
裏参道に祀られた社

 

関連記録・コース

 宇迦御魂命・宇迦之御魂神・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

古事記、日本書記に登場する神です。須佐之男命と神大市比売の子です。農耕の神、商工業の神、商売繁盛の神としても信仰されていて全国の稲荷神社で祀られています。

 

 流造(ながれづくり)

神社建築様式の一つ。屋根の前のほうが長く伸びて向拝をおおい、庇と母屋が同じ流れで葺いてあるのでこの名がある。

正面の柱が2本であれば一間社流造、柱が4本であれば三間社流造という。奈良時代末~平安時代に成立し広く各地に流布しました。

 

 素戔嗚尊・須佐之男命(すさのうのみこと)

日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。

高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。

 

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