八方池~白馬の山肌を映す山上の池~ 


標高
八方山2005m、八方池2060m
山域
北アルプス
登山日
2025年8月22日(金)、晴れ、28℃
歩程
行動時間 4:12、歩行時間 2:39
歩行距離
3.5km
標高差
242m
累積標高差
+259m、-266m
登山口
八方池山荘mapon
交通機関
 八方アルペンライン
登山コース
八方池山荘~八方山~八方ケルン~八方池(往路を戻る)
八方池登山コース
八方池(GoogleEarthで作成)

 

 コースタイム


八方池山荘11:30~八方山12:35/45~第2ケルン(息ケルン)12:46~八方ケルン12:55~第3ケルン(八方池ケルン)13:10~八方池13:19/14:00~湿地帯ベンチ14:14/29~八方山14:58/15:10~八方池山荘15:42

 

 八方アルペンライン~八方池山荘~八方山~八方池(往復)


連日35度を超える猛暑の中、不安定な天気が続いています。北アルプスの八方池は、稜線までゴンドラとリフトを乗り継いで行けることからハイキング気分で登ることのできるところです。また、この稜線は夏山を彩る高山植物が咲くところとしても知られ、ハッポウの名を冠したハッポウセンブリやハッポウアザミ、ハッポウウスユキソウなども見ることができます。

八方アルペンライン駅が判り難く迷いながらたどり着いた駅の駐車場はすでに満車、平日とは言いながら八方池を目指すハイカーはかなり多いようです。

八方アルペンライン駅
ゴンドラリフト・アダム

ゴンドラとリフトを乗り継ぎたどり着いた八方池山荘の傍から登山道が始まります。

兎平駅
黒菱平駅
八方池山荘駅
八方池山荘

比較的緩やかに登って行く木道の道を歩き始めることにします。登山道沿いにはカライトソウやノコンギク、ミヤマウツボグサ、ハクサンシャジンなどの花々が咲いていました。

振り返ると八方池山荘の先には姫川沿いに開ける白馬の町並み、左手には遠見尾根が見えていました。緩やかに木道を登って行きます。やがて登山道は沢に沿って回り込むように八方山へと登って行きます。

八方池山荘の先は白馬の町並み
ミヤマシャジンの先に遠見根
木道を登って行きます
第2ケルン(息ケルン)

トイレがある稜線は八方山ケルンを廻ってくる尾根道を合わせるところです。第2ケルン(息ケルン・ヤスムケルン)は遭難碑として建てられたものと言います。ゴロゴロとした岩の登山道を登って行くと人の顔を連想するような八方ケルンです。

緩やかになった稜線を登って行くと八方池ケルン、右手には雲に頭を隠した白馬岳、目の前には八方池が青い水をたたえていました。池をめぐるようにたくさんのハイカーが歩いています。我々は湖畔のベンチに腰を下ろしてお弁当にしました。

歩き難い岩の登山道
人の顔に見える八方ケルン
オヤマソバが咲く八方尾根の稜線
白馬の山肌を映す八方池

かつて唐松岳に登った時はここから凡そ4km、2時間半ほどで登ったようですが帰りのリフトが終了していた記憶が残っています。

木道を下って八方池へ
八方池に飯盛神社の奥社
白馬の山並みを映す八方池
みどりの水をたたえる八方池

八方池を一巡りしたのち八方池山荘を目指して下ることにします。八方池から僅かに下ると小さな湿原、ロープの先にはユキワリソウやミヤマタンポポが咲いていました。

八方池からは唐松岳への登山道が
鹿島槍は雲の中
八方山から木道の道を下り
白馬の稜線が顔を出しました

岩がゴツゴツとした下りは歩き難いところです。八方山からは再び木道の道を下って行くことにしました。たどり着いた八方池山荘付近からは雲の中から白馬岳の稜線が顔を出していました。

グラードクワッド駅
グラードクワッド
鎌池湿原
アルペンクワッドリフト

八方池山荘からはリフトを乗り継ぎ兎平へ、この時間になってもリフトで登ってくるハイカーがいます。八方池山荘に停まって明日にでも唐松岳や五竜岳を目指すのでしょう。

八方ゴンドラ・アダム
八方アルペンライン駅

天気予報では15時以降は曇り空、遅くになると雨と言う予報でしたが一日中天気に恵まれ八方池に映る白馬岳の山肌もカメラに収めることができた山行でした。

 

 八方尾根で出会った花


八方尾根は夏の山を彩るたくさんの花に出会うことができる稜線です。

カライトソウ
オニアザミ
ワレモコウ
オヤマソバ
ハクサンシャジン
ハクサンシャジン
ホツツジ
タテヤマウツボグサ
キンコウカ
オオコメツツジ
タムラソウ
ミヤマコゴメグサ
イワオトギリ
クガイソウ
ミヤマママコナ
イワショウブ
ミヤマアキノキリンソウ
オヤマボクチ
タカネマツムシソウ
ゴマナ
ハッポウアザミ
シロバナニガナ
ミヤマアズマギク
ヨツバシオガマ
エゾシオガマ
ヤマブキショウマ
イブキジャコウソウ
キバナノカワラマツバ
ハッポウセンブリ
ウメバチソウ
オヤマリンドウ
ミヤマウィキョウ
タカネクロスゲ
クロトウヒレン
タカネナデシコ
ノコンギク
アカモノ
クロマメノキ
ハッポウワレモコウ
オオコメツツジ
ホソバノキソチドリ
ヤマブキショウマ
イワイチョウ
チングルマ
ミヤマタンポポ
ユキワリソウ
ハッポウウスユキソウ
ミヤマトウキ
シモツケソウ
オオバギボウシ
クルマユリ
クガイソウ
ヤマホタルブクロ
ミヤマダイモンジソウ
ハッポウウスユキソウ
ハクサンダイゲキ
アブラガヤ

八方池近くの稜線には秋の花を代表するタカネマツムシソウが咲いていました。またここに咲くアザミは複数の頭花があるオニアザミと頭花が一つのハッポウアザミがあるようです。

 

 コースGPSmap


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