八方池山荘11:30~八方山12:35/45~第2ケルン(息ケルン)12:46~八方ケルン12:55~第3ケルン(八方池ケルン)13:10~八方池13:19/14:00~湿地帯ベンチ14:14/29~八方山14:58/15:10~八方池山荘15:42
連日35度を超える猛暑の中、不安定な天気が続いています。北アルプスの八方池は、稜線までゴンドラとリフトを乗り継いで行けることからハイキング気分で登ることのできるところです。また、この稜線は夏山を彩る高山植物が咲くところとしても知られ、ハッポウの名を冠したハッポウセンブリやハッポウアザミ、ハッポウウスユキソウなども見ることができます。
八方アルペンライン駅が判り難く迷いながらたどり着いた駅の駐車場はすでに満車、平日とは言いながら八方池を目指すハイカーはかなり多いようです。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎたどり着いた八方池山荘の傍から登山道が始まります。
比較的緩やかに登って行く木道の道を歩き始めることにします。登山道沿いにはカライトソウやノコンギク、ミヤマウツボグサ、ハクサンシャジンなどの花々が咲いていました。
振り返ると八方池山荘の先には姫川沿いに開ける白馬の町並み、左手には遠見尾根が見えていました。緩やかに木道を登って行きます。やがて登山道は沢に沿って回り込むように八方山へと登って行きます。
トイレがある稜線は八方山ケルンを廻ってくる尾根道を合わせるところです。第2ケルン(息ケルン・ヤスムケルン)は遭難碑として建てられたものと言います。ゴロゴロとした岩の登山道を登って行くと人の顔を連想するような八方ケルンです。
緩やかになった稜線を登って行くと八方池ケルン、右手には雲に頭を隠した白馬岳、目の前には八方池が青い水をたたえていました。池をめぐるようにたくさんのハイカーが歩いています。我々は湖畔のベンチに腰を下ろしてお弁当にしました。
かつて唐松岳に登った時はここから凡そ4km、2時間半ほどで登ったようですが帰りのリフトが終了していた記憶が残っています。
八方池を一巡りしたのち八方池山荘を目指して下ることにします。八方池から僅かに下ると小さな湿原、ロープの先にはユキワリソウやミヤマタンポポが咲いていました。
岩がゴツゴツとした下りは歩き難いところです。八方山からは再び木道の道を下って行くことにしました。たどり着いた八方池山荘付近からは雲の中から白馬岳の稜線が顔を出していました。
八方池山荘からはリフトを乗り継ぎ兎平へ、この時間になってもリフトで登ってくるハイカーがいます。八方池山荘に停まって明日にでも唐松岳や五竜岳を目指すのでしょう。
天気予報では15時以降は曇り空、遅くになると雨と言う予報でしたが一日中天気に恵まれ八方池に映る白馬岳の山肌もカメラに収めることができた山行でした。
八方尾根は夏の山を彩るたくさんの花に出会うことができる稜線です。
八方池近くの稜線には秋の花を代表するタカネマツムシソウが咲いていました。またここに咲くアザミは複数の頭花があるオニアザミと頭花が一つのハッポウアザミがあるようです。