菅塩沼駐車場9:35~天王山10:20/35~籾山峠11:25/35~根本山11:50/12:20~茶臼山12:55/13:15~214m付近13:50/14:05~荒神山4:20/25~阿佐美駅15:00
八王子丘陵は渡良瀬川の右岸に続く全長15kmほどの丘陵です。東毛アルプスとも呼ばれる標高300mほどの低山ですが、雑木林の尾根道をたどるハイキングコースは春まだ浅い低山歩きには良さげなコースのようです。
予定では阿佐美駅から南へと歩く予定でしたが阿佐美駅近くの駐車スペースが不安なこともあり菅塩沼の駐車場に車を置き阿佐美駅を目指すことにしました。
駐車場で出会った単独行の人は天王山から唐沢山を周回するとか、我々も天王山へと登ることにしました。歩き始めた山道は作業道のようです。やがて枯草に覆われた道を登って行くと天王山の直下、消えそうな踏み跡をたどりると天王山の山頂にたどり着きました。
展望が効かない山頂には三角点があります。目の前は太田双葉カントリーのグリーンです。まさかここまで飛んで出来るはずもないでしょうが三角点の上にはゴルフボールが置かれていました。
天王山から固定ロープが張られた急坂を下ると菅塩峠方面からのハイキングコースを合わせる心地よい道が始まります。八王子丘陵の案内図上にある高尾山のピークは見付けることができませんでした。スマホのスーパー地形図では採石場を見下ろす232mのピークに高尾山の表示がありました。踏み跡はあったものの山頂を示す標識などは見当たりませんでした。
ハイキングコースに戻ると木の階段が続く下り、しばらく下ると籾山峠の舗装道路です。茶臼山・荒神山と書かれた車止めから山道をたどると展望が開ける広場です。南公園の先に桐生の街並み、その上に仙人ヶ岳や石尊山が見えていました。
籾山峠からひと登りすると稜線です。茶臼山方面から下ってくるハイカーが数組、途中にはいくつも道があるようで阿佐美駅から歩いてくる人はあまり多くないようです。
たどり着いた根本山は太田氏の最高点と言う頂です。西側が開けたベンチからは春霞の中に榛名山が見え隠れしています。その左には赤久縄山などの山塊が霞んでいるようでしたが春霞の中の展望は期待すべくもありません。
ベンチで昼食ののち茶臼山に向かいます。巻き道をたどると鞍部、一木口への道が分かれています。目の前には20人ほどの幼稚園児の一団、近くに樹徳幼稚園があるのでここの子供たちでしょう。4歳児で山登りと言うのはなかなか頼もしいものです。
滑りやすい急坂を登ると茶臼山の山頂です。電波塔の前からは桐生の街並みの上に赤城山の山並み、右に眼を追いかけると白い雪を被った上州武尊、さらに袈裟丸山などの頂を見付けることができます。
山頂の周辺にはカワズザクラでしょうか早咲きの桜が咲き始めていました。
茶臼山からは阿佐美駅へ向かうことにします。雑木林の中をたどる道には幾つもの枝道が分かれ道標が建っていますが地名が判らないと間違いそうです。
ソーラーパネルの側を進むとやがて荒神山にたどり着きました。小さな石祠が祀られたところですが道標がなければ通り過ぎてしまいそうな頂です。
さらに進むとカタクリの群生地への分岐です。笹薮を下ってみましたがまだカタクリの芽吹きにはしばらく時間がかかりそうでした。
たどり着いた阿佐美駅からは30分ほどの待ち合わせで治良門橋駅に向かいます。ローカル線のホームは島型ではなく1っカ所だけの片側ホーム、ここで電車が対向するのではないようですが初めて見るホームでした。
治良門橋駅からは車を停めた塩菅沼の駐車場まで、疲れ気味の足には気の重かった舗装道路歩きでした。