鹿島神社駐車場9:15~衣服調整9:45/50~三床山10:15/30~二床山11:15~一床山11:45/12:45~西入ノ頭~一床山登山口13:30~鹿島神社駐車場13:45
山の会の仲間との山行は北関東の三床山です。ここは10年ほど前に一度登ったことのある山です。少し岩っぽいところもありますがこの時期は展望も良く思いのほか多くのハイカーが訪れるところです。
北関東道の佐野田沼インターからしばらく走ると登山口である鹿島神社の駐車場です。太陽光発電のパネルが設置されていることもあり記憶とはかなり違っていました。広い駐車場には群馬ナンバーの車が10台ほど停まっています。やはりこの時期人気の山と言うのがうかがえます。
道標に従い三床山への道を進むと鹿島神社です。朱塗りの社殿には彫刻なども施され地元の信仰を集めている神社のようです。
緩やかな山道はやがて道標に導かれ出尾根コースへと登って行きます。ヒササキなのか登山道は照葉樹の中を緩やかに登って行きます。
やがて登山道は山頂直下の急坂を登るようになります。標高差で120mほどですが思いのほか急な登りでした。
岩っぽい雑木林の尾根を登ると石祠と三角点が置かれた三床山の山頂です。木の葉を落とした梢の間からは日光の山々が見えています。振り返ると唐沢山から諏訪山へと続く稜線、その先には晃石山の稜線が見えていました。
山頂でひと吐息を入れたのち二床山へと向かいます。山頂直下は岩っぽい急な下りです。これから続く稜線は大きな岩の傍を超えたり小さな岩場を登ったり、それほど危険なところはないものの変化に富んだ痩せ尾根歩きが楽しめるところです。
途中には小三床山、つつじ山、桜山へのコースがコースが分かれていました。4月の初め、周辺の岩場にアカヤシオも咲いているようです。
急坂を登り返すと二床山の山頂です。小さな山頂からは高松を経て鹿島神社に下る道が分かれていました。我々は一床山に向かうことにします。
痩せた尾根道は固定ロープが張られた下りもありました。一床山への急な登りにはしっかりとした固定ロープが張られていました。
たどり着いた山頂は360度の展望が開ける頂です。北側には男体山から日光白根山、袈裟丸山、赤城山へと続く稜線、男体山の右手を目で追いかけると女峰山から続く稜線、その手前には井戸湿原の横根山が見えています。ここからは夕日岳や三ノ宿山など前日光の山々は見えていないようでした。
山頂で担いできたきりたんぽ鍋です。コッヘルが大きいのか寒冷地用のガスでもなかなか煮え立ってきません。比内鶏スープでしたがかつおを加えた合わせ出汁ほうが良かったかも。
〆はかきたまうどんです。三つ葉の香りも利いていてまあまあウマウマでした。
帰りは西入ノ頭を通り鹿島神社へ下ることにします。西入ノ頭からの下りはヒノキ林の中の急な坂道、しばらく雨も降っていなかったのかザレタ下りは滑るようで気を抜けないところでした。
たどり着いた一床山の登山口からは広い山道を駐車場へと向かいます。太陽光パネルがの傍を回り込むように進むと車を停めた駐車場です。
山中で一緒だった単独行の男性は群馬の人、つつじ山まで回ってきたと言います。歩程は4時間程度なのでしょう。低山と言うこともあり色々なコースがある山のようでした。