鶏鳴山登山口9:20-1h45m-石祠11:05/10-0h10m-鶏鳴山11:20/40-0h30m-947m峰12:10-0h40m-長畑分岐12:50-0h40m-林道入口13:30-0h10m-鶏鳴山登山口13:40
日光の前衛には寒い時期でも安心して登ることのできる山が幾つかあります。鶏鳴山もそのような山の一つで、1,000mにも満たない頂にもかかわらず目の前には男体山を始め日光の山々の展望を楽しむことのできる山です。
登山口は長畑の集落の先に続く林道鳴山線です。この日は測量作業を行っていたようで途中のゲートも開いていました。
林道の駐車スペースに車を停め杉林の登山口へ。暗い杉林はGPSの電波状態が悪いようでなかなか衛星位置を取得できません。後ほどログを調べてみると高度もかなりずれていました。
林道を登り始めると左手に護衛神社への分岐、登山道は右手のうす暗い杉林の中を緩やかに登って行きます。
しばらく登ると林道を横切り再び杉林の中を登るようになります。あまり積もってはいないものの枯れ葉に覆われた登山道には雪が積もっています。しだいに傾斜を増す登山道は稜線を目指して登って行きます。途中には固定ロープが張られた小さな岩場もありました。
たどり着いた稜線の先には古い石祠が祀られています。その傍には文字も消えかけた絵馬が架けられたいました。この先の広場は展望が開けるところです。小さな岩の上に立つと目の前に男体山を始め女峰山や大真名子山など日光の山々、左手には思いのほか大きな夕日岳や地蔵岳がそびえています。振り返ると雲海の上に筑波山や加波山、ギザギザとした頭が続く岩峰は古賀志山でしょう。
一度小さく下り登り返したピークが鶏鳴山の山頂です。栃木百名山にも選ばれた頂にはお馴染の山頂標識と三角点があります。
山頂からは稜線を南へと下ることにします。あまり人が通らないのかうすいふみ跡は落ち葉で判りにくいところもあります。一度小さく下り雪の張り付いた急斜面を登り返すと947mの標高点がおかれた南峰です。振り返ると冬枯れの梢の先に鶏鳴山の頂が見え隠れしていました。
緩やかに稜線を下って行くと下山口と書かれた道標のある長畑への分岐です。ここからは緩やかになった支尾根を下って行きます。やがて沢音が近付いてくると林道にたどり着きました。この林道の入口には道標も無く判りにくいところです。
帰りは近くにあると三たて蕎麦長畑庵に立ち寄ることにしました。すでに昼時を過ぎているにもかかわらず駐車場には数台の車が停まっています。
店に掲げられていた額によると三たてとは「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」とか、2人で4升のもり蕎麦がお勧めと言います。ネットなどで紹介されているだけあって立ち寄る値打ちのあるお蕎麦屋さんでした。