羽賀場山からお天気山~岩っぽい稜線の先に日光の展望~ 


標高
羽賀場山 774.5m、お天気山(天久山) 777m
山域
北関東
登山日
2017年2月16日(木)、晴れ、2℃
歩程
行動時間 6:15、歩行時間 5:05
歩行距離
8.2km
標高差
525m
累積標高差
+955m、-930m
登山口
長安寺入口mapon
交通機関
 登山:長安寺入口、 下山:上大久保バス停
登山コース
長安寺入口~羽賀場山~777m峰~お天気山~上大久保バス停
コースmap
羽賀場山からお天気山

 

山行の記録

 コースタイム

長安寺入口9:20~第一鉄塔10:15~第二鉄塔10:45/55~羽賀場山11:40/12:10~777m峰13:25/40~お天気山14:10/25~一の宮14:50~上大久保バス停15:35

 

 長安寺~羽賀場山~お天気山

山の会の仲間との山行は鹿沼の羽賀場山からお天気山への山行です。一等三角点のある羽賀場山は栃木百名山に数えられる山です。またここから続くお天気山は天久山とも呼ばれる信仰の山で、山頂からは大きな日光の山々を見ることができる山です。

鹿沼インターから一般道をたどり長安寺入口に向かいます。ここは古峰ヶ原神社へと向かう街道で、湘南に比べまだ寒いと思っていた日光前衛の山々も冬の寒さから目覚め始めているようで、道路沿いの杉林はスギ花粉の色に染まり始めていました。

長安寺入口の駐車スペースに車を停め舗装道路を登って行きます。小さな駐車場の脇には登山口の道標が建っています。この周辺は伐採作業が行われているようで道端には伐採された丸太や枝などが積み重ねられています。林道も付け直されているようで登山道は判り難くなっていました。

長安寺入口から参道を
駐車場わきに林道の道標
長安寺の周辺は伐採の林道
林道わきに登山道の道標

道を間違いながら稜線に登って行くと林道の脇に道標が建っています。このからの道もあまり人が入っていないようで薄いふみ跡が稜線の上に続いていました。

伐採により視界が開けた登山道からは日光前衛の山々を一望することができます。しかし特徴のないその頂は何処がどの山なのか、俄かには見定めることができません。それでも雪が張り付いた横根山、その右には地蔵岳や夕日岳も見付けることができます。

ふみ跡も薄い登山道
伐採され視界が開けた登山道

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
伐採地から眺める日光前衛の山々 (PhotoShopElementsで作成)
伐採地からは日光前衛の山々
第一鉄塔

しばらく登ると第一鉄塔です。さらに杉林の稜線を登って行くと第二鉄塔にたどり着きます。カヤトの小さな広場は展望が広がるところで目の前は鳴蟲山、稜線の先は石裂山の頂が見えていました。

ここからは樹林帯の中の登りが続きます。右手の林の中に続く明瞭な登山道をたどると685mのピークから続く支尾根に沿って下って行くようになりました。仕方なくヒノキ林の中を稜線に向け登って行きます。

第二鉄塔
第二鉄塔からの展望
道を間違え林の中を登り返し
本来の道は右手の急坂を登って

同じように道を間違った人もいるようで斜面には薄いふみ跡も見え隠れしていました。たどり着いた稜線の上には本来の登山道を示す黄色いテープ、木の幹には寺の文字も書かれていましたがとんだ道間違いです。

露岩の急坂を登ると痩せた尾根道です。先週の雪なのか登山道には融け残った雪が残っていました。

一度下って登り返し
露岩の急坂を登って
雪の張り付いた痩せ尾根
羽賀場山の山頂に三角点

たどり着いた羽賀場山は一等三角点のある頂ですが木立に覆われ展望は全くありません。時計はそろそろ12時、山頂手前の日だまりに腰を下ろしてお弁当にしました。

 羽賀場山~お天気山~上大久保バス停

羽賀場山からは視界の効かないヒノキ林の中の道が続きます。冬枯れの木立の先に男体山や女峰山など頂が見えていますが展望を楽しめそうな所はありません。

ヒノキ林の中の登山道
木立の先に日光の山々
道間違い個所、ここは左手の急坂を下り
雪が張り付いた急坂を下り

しばらく進んだところは左手の急坂に下るところ、まっすぐに進む支尾根にはふみ跡もあり道を間違いそうなところです。ガイドブックなどには尾根を忠実にたどればと書かれているものの道標などは全く無く道間違いをしそうな尾根路です。

ここも道間違いをしそうなところ
急な坂道には固定ロープ
痩せた尾根道
また急な下り

小さなアップダウンの道は露岩の急な登り、固定ロープが張られた急な下りが続く変化に富んだところです。それほど危険ではないものの気の抜けない道が続いています。

急な登りに息を切らせると777mの標高点があるピークです。その先の日だまりで一息を入れたのちお天気山を目指すことにします。

急な登り返し
777m標高点の頂
固定ロープが張られた急坂
固定ロープを頼りにトラバース

登山道は急坂を下って行きます。固定ロープが張られていますがザレた急坂は滑りやすくなかなか気の抜けないところです。小さな鞍部からは再び登り返し、登山道は左手の固定ロープを頼りにトラバース気味に岩場を巻いていきます。

明るい斜面はアカヤシオやヤマツツジの咲くところのようですが今はまだ蕾さえも膨らんでいません。ひと登りするとお天気山の山頂にたどり着きました。崩れた石祠のある山頂は北側が広く開け男体山や大真名子山、女峰山など日光の山が白い雪を被っています。それから続く稜線は夕日岳や地蔵岳など日光前衛の山々、なだらかな横根山の山頂にはアンテナも見えていました。

山頂には朽ちた石祠
山頂の案内板

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お天気山から眺める日光の山々 (PhotoShopElementsで作成)

山頂での展望を楽しんだのち上大久保のバス停を目指した下ることにします。登山道は固定ロープが張れらた急な下りです。しばらく下ると二の宮の岩場、岩の裂け目を回り込むように超えると小さな石祠があります。

固定ロープが張られた急な下り
二の宮の岩場
鞍部から下山道
ようやく緩やかになった登山道

ヒノキ林の中を下って行くようになると一の宮との鞍部です。ここからは岩場の基部を巻く下山道を下って行きます。

やがて急坂も緩やかになると沢アジサイの枯葉が目立つ道を下るようになります。さらにしばらく下ると大きな墓石が目立つ墓地の脇にたどり着きました。目指す上大久保のバス停は畑地が広がる集落の先にありました。

バス停付近から振り返るお天気山
上大久保のバス停

上大久保からは30分ほどの待ち合わせで鹿沼行きのバスに、10分ほどで車を停めた長安寺入口にたどり着きました。

 

 コース GPSmap

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