つつじヶ丘駐車場11:25-弁慶茶屋跡12:00/15-女体山12:45/50-かたくりの里13:05/40-弁慶茶屋跡14:20-つつじヶ丘駐車場14:50
連日の猛暑で山に行く気にもなれない日が続いた8月、月末が近づくと早い秋雨前線の停滞で不安定な天気が続いています。久しぶりに雨マークの付かない天気予報に筑波山の軽いハイキングに出かけました。
千葉にいたときは近場の気軽な山であった筑波山も、横浜からのアプローチは片道150kmほど。あまり気軽な山とは言えなくなったようです。
たどり着いたつつじヶ丘の駐車場には20台ほどの車が停まっていました。曇り空のためか気温は上がっていないようですがこの時期の低山はやはり暑いものです。
おたつコースの急な登りにひと汗を流すと、樹林帯の中の登りが始まります。登山道にはノハラアザミやソバナなどの秋の花が顔を出しています。岩交じりの坂道をひと登りすると弁慶茶屋跡にたどり着きました。
ベンチで休んでいた中年男性は近くに住む人のようで1か月ほど前にも筑波山を訪れたとか。その時はズボンも汗で濡れるような辛い登りだったが今日は涼しいものと言っていました。
ここからは弁慶の七戻り、高天ヶ原、母の胎内くぐりなどの奇岩が目を引くようになります。夏休みも終わりになりかけているようで小さな子供連れのハイカーが目立ちます。大きな岩や小さな岩場に子供たちの嬌声が響いていました。
北斗岩を越えると再び急な登りが始まります。屏風岩から女体山にかけては岩交じりの急坂が続くところで、見上げるような大黒岩やしめ縄が張られた祠も祀られていました。
小さな鎖を越えると女体山の山頂です。ロープウェイで登った来たハイカーも合わせた狭い山頂は思いのほかたくさんの人で賑わっています。曇り空の下では展望を期待すべくもありませんが目の前にはつつじヶ丘、遠く濁った空の中には霞ケ浦が霞んでいました。
女体山の山頂には1等三角点があります。山頂の標柱は877m、国土地理院の成果によると標高は875.66mになっています。古い1/25000地形図では875.74 mとなっていますので東日本大震災で8cmほど山頂が低くなったのでしょう。
女体山からはかたくり園地に向かい下って行きます。ケーブルカーで御幸平に登って来たのかたくさんの人が登ってきます。
春にはカタクリの花が咲くかたくり園地も今は立入が出来ず人気もありません。広場のベンチに腰を下ろし昼食にしました。
昼食ののちは女体山の脇からつつじヶ丘を目指して下って行きます。気楽に登れる山と言うこともあて昼時を過ぎてもたくさんの人が山頂を目指しています。家族連れに交じり単独の若い女性、大学生なのか若い男性だけのグループも山頂を目指していました。
何処の山でも山ガールが珍しいものではなくなり若者だけのグループも目立つようになりました。山の会ではまだ年寄りが多いようですが山は若者で賑やかになっているようです。
登山道にはノハラアザミなどの秋の花が顔を出しています。山頂近くのブナは黄色く色付いた葉も幾つか、そろそろ山は秋へと衣替えを始めているようです。
湿った岩場にはイワタバコが咲いていました。渓流沿いなどで見かける花ですがこのような登山道わきに見付けるのは初めて、というより暑いこの時期に筑波山に登るのは初めてと言うことなのかも知れません。