奥武蔵の入り口には奥武蔵自然歩道というハイキングコースがあります。飯能から日和田山、物見山の山頂をたどり北鎌湖に続く全長11.6kmの明るいハイキングコースで、奥武蔵の入門コースということもあり何時も家族連れなどで賑わっているところです。
登山口からは雑木林の中の遊歩道を緩やかに登っていきます。小さな子供を連れた家族連れや、年配のハイカーなどが山頂を目指しています。
一ノ鳥居を越えると男坂と女坂の分岐点です。ここから道を左に。暗い沢沿いの道を進むと小さな石祠が祀られた男坂の入り口です。ここからは露岩帯の中を登っていく急な坂道が始まります。小さな子供たちはこのような所になると元気が出てくるようです。
小さな岩場を登っていくと金毘羅神社の二ノ鳥居が建つ広場にたどり着きました。目の前は大きく開け霞んだ飯能の町並みを一望することができます。晴れた日には丹沢や富士山を遠望することができると言いますが、春霞みに覆われたこの季節では望むべきもありません。
金毘羅神社の裏からひと登りしたところが日和田山の山頂です。古びた宝篋印塔と三角点が建っていました。たくさんの人で賑わう山頂に腰をおろして、お弁当を広げることにしました。
食事ののち、子供たちは岩場に戻って岩登りに興じていました。かなり今登りが面白いようで、女坂を駆け下りて岩場を登り返していました。
帰りは男坂の脇の遊歩道のような道を下ってきました。山が低いこともあって日和田山には目立つ花を見つけることはできません。それでも新緑の雑木林の中に、赤いヤマツツジの花を見つけることができました。