永田大杉バス停9:20~八耳堂9:35/40~龍崖山10:00/05~龍崖山公園10:50/05~釜九米菓11:10/25~配水広場11:40~赤根ヶ峠11:50~(カモシカ新道)~170m付近12:00/30~柏木山13:10/15~飯能南アルプスジャンダルム13:40~茜台自然広場14:00~ドレミファ橋入り口14:20~(吾妻峡)~吾妻峡入り口バス停14:55
山の会の仲間との今年最後の山行は奥武蔵の龍崖山と柏木山です。寒さが厳しくなった影響もあるのか新型コロナ感染は拡大の勢いを増しています。ハイキングなどアウトドアでの感染は少ないようですが多くの人が集まる機会は気になるところです。
集合は飯能駅の北口です。ここは蕨山や武川岳のハイキングで利用する国際興業のバス停があるところです。
たどり着いた永田大杉のバス停からはドレミファ橋を渡り八耳堂へ、今朝は気温が低くなっていたようで広場の小さな池は薄氷が張っていました。
ここから龍崖山へのハイキングコースは1月の新年山行でも歩いたことのあるところです。固定ロープが張られた急な登りに息を切らせると龍崖山の山頂です。目の前には青空の下に都心のビル群、その中にスカイツリーの尖塔も見付けることができます。
振り返ると大持山、小持山や武甲山など奥武蔵の山々を一望することができます。蕨山から続く稜線には蕎麦粒山や川苔山の頂も見付けることができました。
山頂で展望を楽しんだのち龍崖山公園に向かうことにします。途中の燧山展望台からは目の前に飯能の工場団地、奥多摩の稜線の上には雪を被った富士山の頂も見えていました。
枯葉に覆われたハイキングコースは子供連れでも安心して歩くことができるところです。地元の人など思いのほか多くの人が登って来るようです。
たどり着いた龍崖山公園は家族連れなどで賑わう広い公園です。ここからは工業団地の中を柏木山へと向かいます。途中で見付けた釜九米菓の工場ではせんべいなどの直売を行っていました。新型コロナの感染対策で入店規制を行っていましたが市価よりはかなり安いようです。大きなザックを担いで行ったこともありたくさんのお菓子を買い込んでしまいました。
工業団地のフェンスに沿った道から杉林の中をしばらく歩くと赤根ヶ峠です。柏木山を中心に地元の人が整備したハイキングコースが整備されています。我々はカモシカ新道と名付けられたコースをたどり柏木山を目指すことにしました。
暗い杉林の中をしばらく歩くとススキの原、近くにはかなり荒れたログハウスのような家もあります。道標に導かれ林道をしばらく登ると分岐です。手作りの道標には付近の地図も書かれていましたがあまり見やすくはありません。
この分岐から道を左に、稜線を登って行くと再び林道を横切ることになります。木の階段をひと登りすると広く開けた柏木山の山頂です。
この山頂は高ドッケと呼ばれているようでMtTakadokeと書かれた山頂標識があります。開けた視界の先には飯能の街並み、その先には都心のビル群が見えています。降り返ると川苔山から日向沢ノ頭、蕎麦粒山など奥多摩の稜線が見えていました。
山頂にはテレビでお馴染みのちこちゃんなど手作りのモニュメントがたくさん置かれていました。斜面の木陰に手作りのカモシカが置かれていました。かつてはカモシカもいたのでしょうがさすが今では見ることは難しいでしょう。
奥多摩には芋ノ木ドッケ、三つドッケ、北高尾にも高ドッケなどドッケという山名が幾つかあります。ドッケとは鋭峰の呼称で古代朝鮮系の言葉とか。柏木山も切り立った頂と言えば言えなくもないところです。
柏木山からは茜台自然広場に下ることにします。登山道に沿って金網が設けられた道はフェンスコース、ザラザラと滑りやすい急坂を下ると富士見の丘です。ここにもベンチが置かれ低い稜線の上には富士山が見えています。
赤根ヶ峠への道を右に分けるとジャンダルムコースです。小さなピークには飯能南アルプスジャンダルムの山頂標識、梢の先に大持山や武甲山が見える頂です。
フランス語でジャンダルムは山稜上に立ちはだかる塔状の岩峰のことと言います。岩っぽいところを想像していましたが若干期待外れのようです。ここにも面白い顔をしたカモシカのモニュメントがありました。
さらにその先にもジャンダルムと書かれた小さなピーク、これを超えると茜台自然広場への下りです。
たどり着いた広場の近くには駐車場があります。ここに車を置き柏木山を周遊するハイキングを楽しむ家族連れも多いのでしょう。
帰りは吾妻峡の遊歩道を歩いて行くことにします。ここは入間川の流れが作り出した渓谷で川遊びなどを楽しむことのできるところです。寒いこの時期、さすが水遊びをする子供連れは少ないものの河原で焚火をしたりテントを張ったりする若者の姿も目にすることができます。
渓谷に沿った遊歩道には小さな岩場もありました。汽車渕と言うようですが岩の形が汽車に似ているのでしょうか。
川を離れ車の流れも多い橋を渡ると吾妻峡入り口のバス停です。20分ほどの待ち時間で飯能行のバスやってきました。
杉林で電波状態が悪いのかGPSLogは欠測しています。