正丸駅9:30-(0h20m)-正丸峠分岐10:05/10-(0h40m)-635mの稜線10:50/55-(0h20m)-男坂下11:15/25-(0h45m)-伊豆ヶ岳12:10/13:15-(1h05m)-正丸峠14:20-(0h20m)-正丸峠分岐14:55-(0h20m)-正丸駅15:15
伊豆ヶ岳は奥武蔵の入門コースとして多くのハイカーで賑わっているところです。我々も山登りを始めたころから何度かこの山を訪れたことがあります。今回は孫たちと一緒に男坂から山頂を目指す山登りです。
伊豆ヶ岳へのアプローチは西武秩父線が便利ですが今回は車で登山口に。正丸駅の駅の駐車スペースに車を停め山頂を目指すことにします。多くのガイドブックにも紹介されている山と言うこともあって、沼津ナンバーなどかなり遠くからの車も停まっていました。
正丸駅から西武秩父線の線路をくぐるると紅葉が始まった集落の中を登って行く舗装道路が始まります。
赤く色付いた柿の実を眺めながら舗装道路を登って行きます。やはり人気の山と言うことなのか、10人ほどの中年や若者たちの一団も山頂を目指しでいました。
しばらく登ると正丸峠への道を分ける分岐点です。大きな岩の下には小さな社も祀られていました。今年は10月に訪れた寒さが過ぎ去った後に暖かい日が続いています。季節を間違えたのか昨日の雨に濡れたミツバツツジの枝先にはピンクの花が咲いていました。
分岐点からは暗い杉林を登る登山道が始まります。緑色に包まれる林の中は昨日の雨で水溜りも出来ていました。木の根が張り出した急坂を登って行くと、登山道は五輪山から続く尾根に向かって登って行きます。落ち葉が厚く積もった急坂は初めてこの山を訪れたときの記憶にも残るところです。
たどり着いた男坂と女坂分岐の案内板には落石注意と自己責任の文字が。以前は通行禁止となっていましたが自己責任で黙認していると言うことでしょう。
およそ30mの岩場に鎖が2本、岩が乾いていればそれほど難しいところではないようですが昨日の雨に濡れた岩はツルツル状態です。
途中、左手の鎖から右手の鎖にトラバースしようとしましたが結構大変です。後から登ってきた男の人は岩場を数メートル滑り落ちて行きました。幸い途中の岩で停まり何事もありませんでしたが雨に濡れた岩場は危ないものです。
たどり着いた山頂は赤や黄色の紅葉に染まっています。道端ではたくさんの人がお弁当を広げていました。
山頂からは女坂を下ることにします。女坂は途中で崩壊したところがあると言うことで新しい道が付け直されていました。
笹に覆われた急な坂道を下ると男坂と女坂の分岐です。ここからは五輪山、小高山をたどり正丸峠へ向かいました。登山道は厚く落ち葉が降り積もり、歩くたびにカサカサと音を立ててくれます。地図には載っていませんが直接正丸峠の分岐に下って行く道もあるようです。
この道は関東ふれあいの道として整備された道です。棒ノ折山から埼玉県へと入った自然歩道は子の権現、伊豆ヶ岳を通り、旧正丸峠、虚空蔵峠、刈り場峠などの峠と幾つかの小さな頂を越えながら群馬県へ続いていると言います。
正丸峠は国道299号線と県道53号線を結ぶ峠道で茶店も建っています。ここから登山道は暗い杉林の中へ下って行きます。途中にはお申講の社など山里ならではの信仰の後も残っていました。
正丸峠への分岐にたどり着くと後は正丸駅への舗装道路です。中年の一団、若い学生のパーティなど、後になり先になりながら正丸駅を目指しました。