横内四つ角バス停9:15~日月神社10:20~八坂神社10:35~大山道標10:45~山福寺10:55~イトーヨーカ堂11:05/15~伊勢原駅11:20/30~伊勢原大神宮11:50~片町不動尊12:00~五霊神社12:12~二の大鳥居12:20~道灌塚バス停12:25
大山道・田村通りの続きは横内四つ角からです。平塚駅からバスで20分ほど、バスを降りるとポツポツと雨が落ちてきます。御霊神社を越え新幹線の高架橋をくぐると雨足も強くなるようで久しぶりに雨具を着ることになりました。
東の空には青空が見えているものの大山の山頂は雲に霞んでいます。この周辺に雨と晴れの境があるようです。
渋田川の川沿いの道をしばらく歩くと県道の分岐に新しいお地蔵さんが祀られていました。
車の流れも多い県道44号線を進むと小田原道路の伊勢崎ICです。
小田原道を越えると住宅地の中に日月神社が祀られていました。消えかけた現地の由緒書きによるとご祭神は天照皇大神と月読命、伊邪那岐命、伊邪那美命とか、名前の由来が容易に類推できる神社です。
緩やかに坂道を登って行くと祇園社の鳥居が建っていました。かつては牛頭天王を祀る神社でしたが明治の廃仏毀釈で素盞之男命を祀る八坂神社に変わったと言います。
拝殿の奥には昭和49年に倒木した樹齢600年と言われる天王松の切り株が祀られていました。
左大山道、右日向道と刻まれた大山道標から道を左に、住宅地の中には新しい道祖神が祀れていました。
やがて道は三福寺の交差点に、山門の前にはたくさんの草履が祀られた子の権現がありました。三福寺は浄土宗の寺院です。山門の先には大きな本堂、境内にはたくさんの墓地がありました。
伊勢原駅の北口には大山ケーブル行きのバス停、その先には大きな阿夫利神社の鳥居が建っていました。
こここからは伊勢原の商店街です。商店街の中には伊勢原火伏不動が祀られていました。現地の案内板によるとかつて伊勢原に大火があった時、全町に燃え広がった火がこの不動堂で止まったと伝えられていると言います。
その先には伊勢原大神宮があります。ちょうど秋の例大祭が行われているようで境内には出店、境内はたくさんの参拝客でにぎわっていました。
境内の奥には天照大神を祀る内宮と豊受大御神を祀る下宮、最初は下宮からお参りするのがお作法と言います。
伊勢原大神宮を超えると車の流れも多い国道246号線です。江戸の青山通りから続く大山街道は矢倉往還とも呼ばれ、渋田川の咳止め地蔵から大山への道から分かれ伊勢原の交差点を通り善波峠へと続いていたようです。
この付近になると大山も大きく見えるようになり山頂には電波塔も見え隠れするようになります。数日前には30℃を超える暑さでしたが雨のためもあり気温は20℃近く、歩道沿いのオオカネモチの紅葉も始まっています。
やがて道を左に、交差点の傍のお堂は片町不動です。御堂の中には石造りの不動さまが祀られていました。
緩やかに登って行くと〆引きの五霊神社です。全国に祀られた五霊神社の一つです。
東名道の高架をくぐると大山二の鳥居です。鳥居の脇には伊勢原市内の大山道と道標の案内板がありました。この先、大山道は石倉で青山道と合流します。この周辺は何度も歩いたところです。道灌塚前のバス停から伊勢原駅に戻りました。